7、公園で ページ8
放課後、陽を外へと連れ出す。
「翔・・・・?」
「陽、すまない」
陽を引っ張ってきたのは小さな児童公園だった。
周りにはあまり人気はなく、あまり聞かれたくない話をするにはうってつけ
の場所だ。
「翔、話しってなんだ?」
がらにもなく二人は小さなブランコにそれぞれ腰掛けた。
「俺は風花を探しに行きたいと思っている」
「・・・・・」
陽の顔を見ることが出来なかった。
「それで、お前にもできれば手伝ってほしい。もう3日前だ。時間がない」
「翔・・・・」
「まだ中二の俺にどこまで出来るかわからないけど、風花を助けたいんだ」
思い切って陽の瞳を真っ直ぐに見つめる。
陽はまよわずうなずき返した。
最高の笑顔で。
「おれも協力するよ」
名前の通り、その場を暖かくしてしまうような笑み。
翔は涙腺がゆるんでいくのを止められなかった。
「翔、泣くなよ」
涙を流したのは何年ぶりだろうか。
親友の暖かさに、感情があふれだす。
「陽、ごめっ・・・・今日だけ・・・・今日で俺はもう泣かないか、
らっ・・・・」
陽はいつまでも翔の震える背中をさすっていた。
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うっさ - うん。私もめちゃ天然って言われるから仲間だ;;なぜか最近モモクロのセンターの人に似ていると言われるのはなぜだろう?似てねーしww (2012年7月12日 21時) (レス) id: a651d170d1 (このIDを非表示/違反報告)
梨羅 - 怖いね・・・。瑠緒花が好きそう(笑) (2012年7月3日 10時) (レス) id: 20171f3ba7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:うっさ | 作成日時:2012年7月1日 20時