-14話- ページ16
『んじゃ、カネキくん...俺用が有るから、先行くね』
自分の飲んだ料金分を机に置くと
ゴーグルを首にかけ、深々と帽子を被り直しお辞儀をした。
そして店の外に颯爽と駆け出したのだった。
カネキ「用...?まあ、それにしても...面白い子だったなー...Aくん」
残された一人、カネキは残ったコーヒーを飲みながら
陽気な笑みを浮かべていた。
、
『んー...こっちかな、生臭い...し』
ひっそり、街から孤立した高層ビルの屋上で
漆黒の衣に身を包み、鼻腔を擽る生臭い匂いに首を傾けているA。
『やっぱりあの人だ...』
ゴーグルを着用しゆっくりと立ち上がった。
、
真戸と亜門の二人は討ったグールの死体の片付けを
人気の無い場所で行っていた。
全体的に白で着飾った上司真戸は、クインケの処理をしている部下に
ふと、とあるグールの話を持ち掛けた。
真戸「亜門くん、リッパーというグールを知っているかい?」
亜門「嗚呼ええ...。隻眼でしたっけ?」
真戸「うむ。隻眼のグール...赫包が手にある、変わったグールだ。
赫子は手の平から突き出る物で、様々な性質に作り変えるコトが可能なんだ。」
亜門「ややこしいですね...。しかし何故いきなり、」
真戸「それはだね?亜門くん...リッパーが、」
真戸は静かに振り返った。
其処には、マスクを着用したAの姿が_____
真戸「大きくなったねェ?リッパー、
増す増す外見が母親に似てきたなァ、あの弱かった母親に」
『.........。っ、』
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レイン - 最後まで読んで「続く」見て、独り言で続けって言っちゃった (2019年1月26日 16時) (レス) id: a956189dd3 (このIDを非表示/違反報告)
ダメ天使 - すごく面白くて一気に読んじゃいました!!続き楽しみにしてます。 (2018年2月8日 10時) (携帯から) (レス) id: 89fc855d6c (このIDを非表示/違反報告)
黒氷雨(プロフ) - 林檎。さん» そそそそ、それは奇跡…いや運命に近いですね!w。ありがとうございます!これからも更新頑張りますので、よろしくお願いします! (2017年7月19日 21時) (レス) id: 5e51351d8b (このIDを非表示/違反報告)
黒氷雨(プロフ) - 稀羅さん» ありがとう!そう言っていただけますと、とても励みになります!頑張ります! (2017年7月19日 21時) (レス) id: 5e51351d8b (このIDを非表示/違反報告)
黒氷雨(プロフ) - 輝夜さん» 最近亀更新ですみませんでした!応援ありがとうございます!これからも更新頑張ります! (2017年7月19日 21時) (レス) id: 5e51351d8b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒氷雨 | 作成日時:2014年7月17日 9時