スクールデイズ（3） (ページ44)

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光くんが派手なのは髪だけじゃないページ44

arok side

大「おはよう！」
髙木と階段で別れた後、教室に入っていつものように元気よく挨拶をする。

良「おはよう、大ちゃん」

大「あれ？
ハッシーは今朝生徒会に参加しないの？」

良「えっ！？
とっつーとごっちは今朝は生徒会無しって言ってたけど…。
まさか、遠回しにお前は役立たずって言われてるってこと！？」

大「えー、何か勘違いとかじゃないかな…」

良「あ、俺が聞き間違えたのかな！？
どうしよう、サボっちゃったのかも！」

大「ハッシー落ち着いて。
きっと事情話せば分かってくれるよ。
戸塚くん、昨日見たとき優しそうな人だなって思ったし…」

良「昨日…。
そう言えば、二時間目の前に二年生と揉めてたよね？
あれから大丈夫だった？」

大「まぁ、ね。
グループの結束が深まったというか」

良「それは良かった！
心配したよー」

大「へへ、ありがと」

そこへ伊野ちゃんと光くんが教室に入ってきた。
慧、光「おはよー」

大「あっ、おはよう！
朝から生徒会お疲れさま」

良「ね、ねぇ、先輩俺が来てなくて怒ってなかった？」

光「え、えーっと…」
光くんが机にデカイキーホルダーの付いた鞄を置きながら、気まずそうに伊野ちゃんを見た。

慧「今朝生徒会無かったけど、勘違いして生徒会室行っちゃった！」

大「あんなに朝早く出たのに？
教室戻ってくるの遅くない？」

光「ほら、そのまま伊野ちゃんと部室を見に行ってたんだよね、リフォームが終わった後の点検っていうか！」

大「えー、いいな！
俺も一緒に行きたかった！」

良「なになに、軽音部の部室、リフォームしたの？」

大「そ、櫻井先生にも手伝ってもらったけど、俺らだけでね！」

良「すげー！
俺んとこのグループは毎日郁人ん家の中や車庫でダンスとか練習してるよ。
あっ、郁人っていうのは2-Cの河合くんのことで、じゃんけんでリーダーになったんだ」

大「じゃんけんで！？」
リーダーって色んな決め方があるんだな。
Hey!Say!みたいにリーダー不在もあれば、昨日の俺みたいに強制的とか…。

そうだ、今日HRの後、櫻井先生に合宿限定グループの報告しよっと。