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あっちもこっちも ページ5

yotm side

さらに数分後、ようやく薮が帰ってきた。
それも、伊野ちゃんを肩に担いで。

光「伊野ちゃん!?
どうしたの?
何があったんだよ薮!」

宏「落ち着けって光。
腰抜けただけだからさ。

はい、到着」

慧「…ありがと」
椅子に下ろされた伊野ちゃんはどこか不満そうだ。

宏「なんだよ愛想ねぇなー。
腰抜かしただけならしばらく放っておけば帰りまでには治るだろ。

あ、亀梨くんと山下くん説教喰らってる」

小山くんと中丸くんが、先程から部屋の隅で叱っている。
正座をさせられ縮こまった二人は、生徒会長と副生徒会長の貫禄を失っていた。


慧「あの二人、仲が悪いのか良いのかわかんねぇよ」

宏「嫌よ嫌よも好きのうちってあるだろ?」

慧「嫌よ嫌よはなにやっても嫌いだよ」

宏「ふっ、何だよそれ(笑)」
お前が何なんだよ薮!
気安く伊野ちゃんの肩に触れてんじゃねぇ!


中、慶「とりあえず伊野尾くんに土下座しろ!」

亀、智「すみませんでしたー!!」

慧「やめてくださいよ先輩方!
全然平気ですって!」
どういう状況なんだよこれ!


良「先輩方、俺、A.B.Cメンバー失格です。
本当は運動もそこそこまでしかできなくて…」

晃「生徒会長命令で、俺が無理やり誘っといてなんだけどお前良いやつだな。
せっかく加入したのにもう抜けたいなんて言ってたら、河合と塚ちゃん泣くぞ」

祥「ハッシー、グループの掟だ。
今日から俺らはタメだ!
俺トッツー!」

晃「俺ごっちがいい!」

良「トッツー、ごっち…!」
なんかこっちの天然グループでは絆が生まれてるし!?



慧「光、生徒会って大変だね…」

光「伊野ちゃん、俺もそう思う…」

宏「賑やかの間違いだろ?」

◇式部です◇→←先輩はきちんと選ぼう



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作者名:式部 | 作成日時:2018年11月7日 10時

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