スクールデイズ（3） (ページ38)

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ツッコミスキルも鍛えましょうページ38

arok side

放課後のHR、清掃を早めに切り上げて、櫻井先生が教卓に立った。

翔「先輩から聞いてるかもしれないけど、一年生は来月に3泊4日の合宿を行う！」

「うぇーい！！」
拍手したり指笛を吹いたりと教室は大盛り上がりだ。

翔「静かに！

合宿の間限定でクラス内で人数制限無しのグループを組んでもらって、合宿最終日に各自パフォーマンスを御披露目してもらう。
パフォーマンスは学園の伝統に沿って歌やダンスだけでなく、プラスで何か用意すること。

詳しい日程や詳細は後日プリントを渡すから、とりあえず今週中にグループ組んでリーダーがメンバーの名前と人数、グループ名を報告するように」

光「先生、合宿の場所は決まってるんですか？」

翔「八乙女いい質問だね、場所は大阪！
USJや道頓堀なんかも観光予定だ。
観光や部屋割りはもちろん結束力を深めるため、各グループで行動してもらう。

それと、パフォーマンス披露する場所は京セラドーム貸し切りだから。
喜多川校長は相変わらず考えがぶっ飛んでいらっしゃる…。
あ、俺が校長の悪口言ってたとか言うんじゃねぇぞ！」
さすが校長、すっげーや！
もうわくわくしてきた！

翔「じゃ、本日のHRここまで！」

1-C「ありがとうございましたー！」

早速昨日決めたメンバーが俺の席に集まる。

二「グループ名どうする？」

玉「イ☆ビョンホンズとか？」

大「タマ、今適当に答えたでしょ！」

慧「白米lover♡」

大「白米好きなのは伊野ちゃんだけ！」

二「7人合わせてー？」

良、光「プリキュア！」

玉、慧、良「♪プリッキュアプリッキュア♪♪」

二、千、光「ギャハハハ(笑)！！」
うわ、このメンバーボケ要員多すぎ！
チームワークが良いやら悪いやら…。

光「ほら、大ちゃん困ってんじゃん！」

良「プリキュア知らないの？」

大「いや、知ってるけど…。
ちゃんと考えようよー！」

慧「あ、珍しく真面目な大ちゃん発見。
大ちゃんは何か考えてるの？」

大「うーん、セブンとか…？」

二「まんまじゃねぇか！」

光「俺、一個いいの考えたよ」

千「なになに、勿体ぶってないで俺に教えて！」

光「まぁそう焦るなって(笑)

勢いのあるメンバーって意味で、“特急”！」

慧「やだ、俺の通ってる塾と同じ名前じゃん！」

光「俺、無意識に伊野ちゃんのことを…？」
なんかときめいてる！？

良「じゃ、英語にするとか。
えーっと…」

慧「Express」

二「はい決定！」

慧、光、二、千、玉、良「じゃ、大ちゃん報告よろしく！」

まさかの俺がリーダー！？