おとぎの国で (ページ14)

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13話ページ14

『自己評価が高い…ね』

花音「まぁ仕方ないよ。モンスターなんだから」

『それ、関係あるの！？』

ｸﾞﾘﾑ「オマエら！オレ様の話を聞くんだゾ！」

『「ハァイ」』

ｸﾞﾘﾑ「いつか黒い馬車が迎えに来るのをオレ様はずっとずっと待ってた。…なのに……なのに…！ふん！闇の鏡も見る目がねぇんだゾ。だからオレ様の方から来てやったってわけだ」

『へぇ、ちょっと可哀想なお話…』

花音「でも押しかけるのは…うん、良くないと思うけど」

ｸﾞﾘﾑ「でも！オレ様を入学させないなんてこの世界の損失だってのに、ニンゲン共はわかってねーんだゾ！にゃ"ッ！つめてっ！天井から雨漏りしてるんだゾ！ふぎゃっ！また水が降ってきた！オレ様のチャームポイントの耳の炎が消えちまう〜！」

『やばい！』

A「とりあえず、バケツ！」

ｸﾞﾘﾑ「こんな雨漏り、魔法でパパーっと直しちまえばいいんだゾ！オマエら魔法使えるんだろ！？」

『マンガみたいなやり方を真似すればいいかな？』

花音「うーん。やってみる？」

『うあっ！たれてきた！冷たい！』

花音「やっぱりバケツを取りに行こうか」

『うん』

ｸﾞﾘﾑ「はぁ、使えない奴らなんだゾ…」