10話 ページ11
クロウリー「さて、Aさんと花音さん大変残念なことですが………お二人には、この学園から出ていってもらわねばなりません。」
『なんでですか?魔法は使えるんでしょう?』
クロウリー「いえ、魔法が使えてもどの寮にも相応しくないなんてこの学園に相応しくないと言っているのと同じです。心配はいりません、闇の鏡がすぐに故郷へ送り返してくれるでしょう。さあ、扉の中へ。強く故郷のことを念じて………」
花音「せっかく異世界に来たのに……」
『明日はコミケだよ!』
花音「確かに!■■くんと〇〇のやつ……早く帰りたい!!」←ガチヲタ
『わぁ』
クロウリー「もういいですね……。さあ闇の鏡よ!この者たちをあるべき場所へ導きたまえ!」
ヤミノカガミ「……………」
クロウリー「ご、ごほん…もう一度。闇の鏡よ!この者たちを…」
ヤミノカガミ「どこにもない」
クロウリー「え?」
『ん?』
花音「ん?」
ヤミノカガミ「この者たちのあるべき場所は、この世界のどこにもない……………無だ。」
クロウリー「なんですって?そんなことあり得ない!ああ、今日はありえないのオンパレードです。」
ヤミノカガミ「……………」
どういうこと???
クロウリー「私が学園長になってから、こんなことは初めてですどうしていいか。そもそもあなた方どこの国から来たんです?」
花音A『「日本です!」』
クロウリー「………聞いたことのない地名ですね。」
『世界の中だったら、結構有名な国だと思いますよ?』
花音「うんうん、旅行者多いもんね」
クロウリー「そうなんですか?私は、世界中からやってきた生徒の出身地は全て把握していますが。そんな地名聞いたことがない。一度図書館で調べてみましょう。」
26人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:プリン | 作者ホームページ:http://Itigo
作成日時:2022年2月7日 19時