連行されて三千里 ページ1
《どれだけ距離をハバ読むのよ》
うっさい
リナリー「さて、それじゃあ女子トークしましょうか」ニコニコ
あれからズルズルと引きずられ、只今リナリーの部屋に
なんかね…あの有無を言わさず連行される感じ、神田の気持ちがよく分かるわ
神田もよくダークブーツ使われて有無を言わさず連れてこられたことがたびたびあったけど…
……笑ったりしてごめんなさい
A「………マジでございますかー…?」
というか、何気に恐ろしいのはリナリーが女子トークって言ったことよね
私が誰かに対してそーいう感情持ってるって前提で話してるもの
……こっわ!!
《貴女がポーカーフェイス出来ないだけでしょ》
お黙り!
虚ろな遠い目になりながらも、内心でイチイチ痛い所をツッコんでくる紅蓮姫を黙らせていると
リナリー「それで、Aはアレン君と何があったの?」
ガッシャンッ
初っ端の一言から私は撃沈した
え、いや、ちょっと待って?
うん待って。イロイロ待って。ホント待って。
なんで―――
A「アレンと何かあったって前提なのっっっ!!!?」/////
可笑しくない!?
いつの間にか誰かどころでなく個人まで特定されてるってどういうこと!?
リナリー「え?だってA、アレン君の名前出した時が一番様子がおかしかったもの」
A「そんなぁっ!!?」///
嘘でしょ、そんなに表情でてたの!?
リナリー「それにAの様子がおかしくなり始めたの、休暇後からだし」
顔を真っ赤だか真っ青だか表現できない色にしている間にも、リナリーは一つ一つ説明していく
リナリー「そうなると神田か監査官かアレン君じゃない?だけどさっき神田とすれ違った時は何の反応も示してなかったし…」
あ、さっきすれ違ったのは神田だったのね
そしてあの鬼ごっこの最中でそこまで周りを見る余裕があったリナリーが本気で怖くなってきたわ
これが追う者と追われる者の心理的違いって奴かしら…?
リナリー「だけど、監査官の可能性は低そうだから…消去法でアレン君かなって」
軽く現実逃避している間に、リナリーはこれ以上はない名推理を披露してくれた
そして逃げ場のない犯人(私)
リナリー「それで、アレン君と何があったの?」
ニーッコリ
A「う…うふふ?」
……っ教団一の天使の笑顔がこんなにも怖いものだとは思わなかったわ
117人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
アオイ(プロフ) - まり。さん» まずは返信遅れてすみません!それでですね、熟語的にはそうなんですがこの場合は物的証拠ではないので証言としてしまったんです。直した方がいいですかね? (2016年8月8日 22時) (レス) id: 514c05d317 (このIDを非表示/違反報告)
まり。 - 『というか』四個目主人公の台詞ですが証言消滅というか証拠隠滅じゃないですかね? (2016年7月29日 2時) (レス) id: a27ab35bb2 (このIDを非表示/違反報告)
アオイ(プロフ) - サキさん» ありがとうございますっ!続編行きましたーっ (2015年6月20日 21時) (レス) id: 514c05d317 (このIDを非表示/違反報告)
アオイ(プロフ) - 桜姫(おうき)さん» ありがとうございますっ!とりあえず私が面白いと思うものを書きなぐってますね!!改めてありがとうございます!続編行きましたーっ (2015年6月20日 21時) (レス) id: 514c05d317 (このIDを非表示/違反報告)
サキ(プロフ) - すっごい面白いです! (2015年6月20日 13時) (レス) id: a63b882efb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:アオイ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/yumenusi202/
作成日時:2014年9月12日 22時