43。ご都合主義 ページ46
…？
その場に居た者は勿論。中継先のシャボンディ初頭まで口を揃えて恐ろしいと言う程異様だった。
Aは何処までもご都合主義の自己中な人間。自分に都合が良ければ生かすし、邪魔なら殺す。海賊なら当たり前の理論だろうが、Aにはそこへの感情が欠けていた。
今まで人が生きていて、在り来りに感じていた人間味が抜け去った人間。いや、もはや人間と形容して良いものかも曖昧だ。
マルコ「おいおい！まだそいつに話を聞かなきゃならなかったのに、なぜ殺したんだよい！」
『何故？私に迷惑を被ったから？』
それ以外に理由が要るの？
白髭「っはァ…、マルコ…今はエースだ。こんなガセを吹き込んだ奴は後で炙り出せばいい。」
『あぁー、喋っちゃダメだよご老体。船内に戻って治療をしよう。じゃないとルフィ君が君の事を心配して前に進まない。』
白ひげの腹からはどくどくと血液が流れ出している。しかしその場から離れようとは一向にしない。
『えぇー、テコでも動かないつもりなの君。じゃあここで治療をするよ…面倒いけど。』
Aは白ひげとマルコ、そしてスクアードの亡骸の傍に立つと声を張り上げたた。
『はァーい注目、今から私はここに結界を張ります。敵意を持って結界に侵入すればその身は朽ち果てます。
では張り切って、このおじいさんの首取り合戦行ってみよう。』
そう言うと直ぐにAは杖の先から薄い銀の膜を出した。ムラなく広がり白ひげの船を包み込むとそれは止まった。
『この防護壁はあらゆる呪いも攻撃も弾く。さぁ白ひげ君だったかな？は治療に専念したまえ。』
そう言うと手のひらサイズの巾着からいくつもの小瓶や注射器、点滴パックを取り出した。
その一つづつを丁寧に処理し、白ひげの傷を癒していく。
そうしている間に、銀の膜に挑んだ海軍がいた。どうせ嘘だと思っているのだろう。防護壁に突っ込み、チリとなって消えた。
『ねぇ白ひげ君。君身体ボロボロじゃないの。これ、長期に渡って少しずつ毒でも貯金したの？じゃないとこんな風に症状は出ない。
今使ってる点滴は何使ってる？今からその毒全部出すから。』
白ひげは訳が分からなかっただろう。点滴が毒？そもそも何故一瞬で？
考えている間に、白ひげの意識はブラックアウトした。
(ひぇー、マンドラゴラ足りるかな…、この身長だと投与量増やさなきゃだなぁ…。)
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目口じびか(プロフ) - 九尾 シヨさん» いえいえこちらこそ！数が少なかったので作りました！欲望のままに書いてます！！ありがとうございます！！がんばりまーす！ (2019年7月8日 0時) (
レス) id: dfd06f89d6 (このIDを非表示/違反報告)
九尾 シヨ(プロフ) - すごく面白い作品ですね！ ハリーポッターとワンピースのコラボみて見たかったのですごく嬉しいです！これからも頑張ってください！ (2019年2月22日 16時) (レス) id: 68aec8586a (このIDを非表示/違反報告)
かに(プロフ) - Mayaさん» Thanks you !! (2019年2月19日 1時) (レス) id: dfd06f89d6 (このIDを非表示/違反報告)
Maya - I love it (2019年2月18日 23時) (レス) id: 63b96624ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：じびか | 作成日時：2019年1月31日 22時
