34。ここでもモテる ページ37
蛇姫「そなたらは何故この九蛇に侵入した?答えよ。」
現在の状況?説明してやろう。私は正面切ってたのもー。と叫んで突入した。コソコソと隠れて侵入してもルスカイナ島へとは案内してもらえないと思ったからね。
で、突入した訳だが、私の手配書があろう事か海賊として報道されてしまったもんだからめちゃくちゃに警戒されて、蛇姫様、通称ボア・ハンコックの前に放り出されてしまったという訳。
うん、ミスった。
シン「我々はルスカイナ島の植物についてデータを取りたくてこちらに参りました。九蛇の姫の領域を荒らすつもりはございません。」
蛇姫「わらわ達はそなたらの情報を殆ど持っておらぬ。故にホイホイと信用出来る物でもない。」
『ふむ、確かにそうだ。では何か誠意を見せよう。例えばそうだな…誰かこの島に怪我人は?それ以外にも火傷や切り傷、擦り傷なんかでもいい。治療薬を提供しよう。』
九蛇姫の眉が火傷の所でピクリと反応した。誰か知り合いに火傷を負った友でも居るのだろうか。
『他にも持病や病も、ものによっては完治させることも出来る。』
蛇姫「…それは。古傷でもか?」
『当たり前だ、時間はかかるが薬を毎日使えば綺麗さっぱり元通りだ。』
蛇姫「…しかし、わらわはまだそなたらの人間性を理解しておらぬ。」
やはり難しいか、確かに突然飛び込んできた賞金首を信用するほどガードは柔くない様だ。
そんな空気の中、シンが静かに話し出した。
シン「…先生は私の命の恩人です。私を人間に戻してくれた。そんな先生がこの島で悪事を働くなんて事は有り得ません、もしそうなったら私は毒を飲んで死にます。」
理論は滅茶苦茶だ。何も説得に傾かない。恐らくAが信用されないことにシンは少し腹を立てたのだろう。
まだまだ子供だな。可愛い奴め。
蛇姫「そうか、厄災の魔女よ。これはあくまでわらわの友の話じゃ。その友は背中に酷い焼け跡を負った。それはもう何年も前の話じゃ。
今でも痕は目を覆いたくなるほどくっきりと残っておる。」
『あら、そりゃ大変だね。今すぐ治してやらなくちゃ。女にあっていい傷何てものは無い。』
女ヶ島を仕切る蛇姫のご友人なら大層美人なんだろうな。Aはまだ見ぬ蛇姫の友の顔を想像する。
蛇姫「例えばその火の跡が、天翔ける竜の蹄。でもか?」
『あま?よく分からないけどイけるだろ。多分?呪いじゃなければな。』
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目口じびか(プロフ) - 九尾 シヨさん» いえいえこちらこそ!数が少なかったので作りました!欲望のままに書いてます!!ありがとうございます!!がんばりまーす! (2019年7月8日 0時) (レス) id: dfd06f89d6 (このIDを非表示/違反報告)
九尾 シヨ(プロフ) - すごく面白い作品ですね! ハリーポッターとワンピースのコラボみて見たかったのですごく嬉しいです!これからも頑張ってください! (2019年2月22日 16時) (レス) id: 68aec8586a (このIDを非表示/違反報告)
かに(プロフ) - Mayaさん» Thanks you !! (2019年2月19日 1時) (レス) id: dfd06f89d6 (このIDを非表示/違反報告)
Maya - I love it (2019年2月18日 23時) (レス) id: 63b96624ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:じびか | 作成日時:2019年1月31日 22時