16。オークション半壊事件 ページ17
シン「先生、それがこっちでのお金のベリー紙幣です。こっちがコインです。先生のお話を聞く所によると、ニホンという国の通貨と感覚は同じです。」
『なるほど、じゃあ双子魔法で増やそう。』
犯罪である
シン「はい。」
そしてこの返事である。
シンが覚えた双子魔法で紙幣を無限に増やし始める。1枚が2枚に、2枚が4枚に、
『さ、これはトランクに詰めて』
すっかりイケメンになったシンを連れてヒューマンショップへと歩みを進めた。
道中こっちを睨む女性の目線が酷く痛かった。
優しくして。
ーーーー
『な、なんじゃこりゃ…』
シン「既に半壊ですね…。」
ヒューマンショップに着くと、そこには土煙を巻き上げて崩れた建物があった。覗き込めば目を回したトビウオも居る。
カオス
まさしくその3文字だ。
『シン、この世界でこれはよくある事なのか？建物にトビウオが突っ込む事故とか…。やっぱりトビウオだと舵が効かないとか、そういうアレなのか？』
シン「いえ、僕も初めてです…。あ！」
『え？』
シン「先生！あそこで倒れてのびているのが天竜人ってやつです！」
よく見ると慌てふためく人の波の中には、ばたりと倒れて動かない男が。殴られた様な傷もあり、ピクリとも動かない。
『死んでるな』
死んでない。
『でもあいつシャボン玉着いてないぞ。天竜人はシャボン玉愛好家じゃないのか？』
天パのオジサンの話はどうやらAの頭の中で屈折して、天竜人をシャボン玉愛好家に変えたようだ。何だシャボン玉愛好家って。
『シン。もしかしてあれがこっちで言う人魚ってやつ？』
Aが指差す先には水槽に入れられ、首輪をつけられたケイミーの姿。
シン「あ、そうです！僕が別の奴 隷市で見たのはもっとおばあちゃんでしたけど…」
おばあちゃんの人魚……？果たして需要はあるのか？
『なぁ、腕が沢山ある生物も居るんだが、あれはなんだ？』
その視線の先には腕が多めにある人間？が倒れている。銃で撃たれた様で、小さなタヌキが手当している。タヌキすげぇな。
シン「恐らくタコの魚人かと。」
『へぇ。でも怪我してるな。可哀想に、動物愛護が黙ってないぞ。治してやるか』
Aは自分のローブから幾つも液体の入った小瓶を取り出した。
しかし魚人は動物愛護団体の庇護下なのか、疑問だ。
シン「はい、先生。」
しっちゃかめっちゃかになるオークション会場に2人はしっかりと足を踏み入れた。
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目口じびか(プロフ) - 九尾 シヨさん» いえいえこちらこそ！数が少なかったので作りました！欲望のままに書いてます！！ありがとうございます！！がんばりまーす！ (2019年7月8日 0時) (
レス) id: dfd06f89d6 (このIDを非表示/違反報告)
九尾 シヨ(プロフ) - すごく面白い作品ですね！ ハリーポッターとワンピースのコラボみて見たかったのですごく嬉しいです！これからも頑張ってください！ (2019年2月22日 16時) (レス) id: 68aec8586a (このIDを非表示/違反報告)
かに(プロフ) - Mayaさん» Thanks you !! (2019年2月19日 1時) (レス) id: dfd06f89d6 (このIDを非表示/違反報告)
Maya - I love it (2019年2月18日 23時) (レス) id: 63b96624ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：じびか | 作成日時：2019年1月31日 22時
