12。カタツムリについて知る ページ13
結論、シンはよく食べた。私が振る杖の先から出てくる食べ物もキラキラした目で見つめてくる。
余程不思議なんだろう。
『さてさて本題に入ろう。私はどうやらここじゃない世界から来たわけだから、私が疑問に思って君に問いかけた事は全部答えて欲しい。それが私が君に望むこと、じゃあ君の望むことを言ってごらん？』
シン「あ、あの、疑問からいいですか？」
『うん、何でも言えよ』
しっとりと背筋を伸ばし、優雅に指を組んだ。
シン「えっと、どうして僕が魔法を使えるって、思ったんですか？」
七草粥に目を輝かせ美味しそうに食べる少年。
『えー、あー、怪奇現象が起こるって言うから、それは魔法族の特徴。』
あとは勘
シン「悪魔の実だとは思わなかったんですか？」
『え、悪魔、、何だって？』
悪魔のナンタラなんて聞いたことない、新しい植物か何かなのだろうか？
シン「悪魔の実です。その果実を食べると特殊な能力を手に入れられる代償にカナヅチになるんです。」
『え、代償しょぼ…。』
思わず持ってたたくあんをぼとりと落とした。
シン「大海賊時代の現代では大問題なんです。」
『大海賊？時代？なにそれ、年号なの？』
年号驚きのダサさ明治時代とか、平安時代とかのがよっぽどオシャレね。
そもそも魔法の世界では海賊なんてものは居なかった。精々山賊か人攫いだな。
シン「海賊が主流なんです。」
『海賊ねぇ。』
シン「この世界は海が中心なので。そちらの世界は違うんですか？」
『海か。確かに海は地球の7割を締めていたけど、だからといって海を拠点にしようなんて誰も考えなかっただろうね。ジャックスパロウはかっこよかったけど、あれ映画だし。』
シン「映画？」
『まさか映画も無いのかい？！この世界はとことん変わってるな、電話も無いとか言うなよ』
色々と世界のズレが大きく、Aは驚きを隠せない。
シン「もしかして、電伝虫の事ですか？」
『でんでん虫？それカタツムリだろ』
ノロノロ動いて雨の日に庭先に出るやつ。ナメクジにライバル視されてるあいつだろ？
シン「違いますよ。電伝虫は使うと遠くの人と意思疎通が出来るんです。｣
『なるほど、電話に変わるものがその電伝虫というわけか、』
どうやら映画も別の形で有りそうだ。
シン「話を戻しますけど、そう言えば僕、先生の名前、聞いてませんでした。」
聞いていいのかと戸惑いながらも少年に名前を聞かれた。そういえば話してなかった気がする。
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目口じびか(プロフ) - 九尾 シヨさん» いえいえこちらこそ！数が少なかったので作りました！欲望のままに書いてます！！ありがとうございます！！がんばりまーす！ (2019年7月8日 0時) (
レス) id: dfd06f89d6 (このIDを非表示/違反報告)
九尾 シヨ(プロフ) - すごく面白い作品ですね！ ハリーポッターとワンピースのコラボみて見たかったのですごく嬉しいです！これからも頑張ってください！ (2019年2月22日 16時) (レス) id: 68aec8586a (このIDを非表示/違反報告)
かに(プロフ) - Mayaさん» Thanks you !! (2019年2月19日 1時) (レス) id: dfd06f89d6 (このIDを非表示/違反報告)
Maya - I love it (2019年2月18日 23時) (レス) id: 63b96624ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：じびか | 作成日時：2019年1月31日 22時
