11。服着ろよ。 ページ12
シン「傷が、治りました。ありがとう、、ございます。」
たどたどしい言葉だった。長年声を発してこなかったのが原因なのか、はたまた声帯を傷つけられているのか。
どちらにしろ今までの会話よりも声のハリが戻っていることから、風呂の水蒸気で回復したのだと推察する。
『そりゃ良かった』
カーテンの向こうの可愛い少年にニッコリとほほ笑みかけた。つもり
シン「あの、」
『ん？まだ何か？それより今からご飯だよ。好き嫌いやアレルギーは？』
シン「あ、ピーマンとナスが嫌いです、っじゃなくって……なんでそんなに優しいん……ですか？」
『あー、言ってなかった？太らせて食うため』
サプラーイズ。
シン「えっ…」
『うそうそ、ごめん、謝るからその全てを悟った様な顔を辞めろ。私はこの世界のことを教えて欲しいんだよ。お金とか、街の仕組みとか、世界のあり方とか、魔法使いは居るのかとか、』
どうやら私はこの世界に突然飛ばされたらしいからね。とも付け加える。
シン「別の世界から…来たって…事なんですね。(本当に喰われるかとおもった…)」
内心ヒヤヒヤして、でもこの人に喰われるならとも思ってしまった少年の内心なんぞAは知りもしない。
そして、また杖を一振りして白いシャツとスキニーパンツをシンに着せる。どうやらサイズはピッタリより少し大きい様だ。
採寸をしなければならない。
『さ、ご飯にしよう。』
服のことは後でなんとかすればいい。今はこの子を一刻も早く太らせる方が優先だ。
シン「…っは、はいっ！」
その時初めて、ここに来て少年は笑った。
ーーーー
Aは相変わらず表情筋が死んでいるので、少年の笑顔には答えられないのだが。
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目口じびか(プロフ) - 九尾 シヨさん» いえいえこちらこそ！数が少なかったので作りました！欲望のままに書いてます！！ありがとうございます！！がんばりまーす！ (2019年7月8日 0時) (
レス) id: dfd06f89d6 (このIDを非表示/違反報告)
九尾 シヨ(プロフ) - すごく面白い作品ですね！ ハリーポッターとワンピースのコラボみて見たかったのですごく嬉しいです！これからも頑張ってください！ (2019年2月22日 16時) (レス) id: 68aec8586a (このIDを非表示/違反報告)
かに(プロフ) - Mayaさん» Thanks you !! (2019年2月19日 1時) (レス) id: dfd06f89d6 (このIDを非表示/違反報告)
Maya - I love it (2019年2月18日 23時) (レス) id: 63b96624ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：じびか | 作成日時：2019年1月31日 22時
