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33【やっぱり、こうなる。】 ページ42

零「!っ、おい、A?どうした!?」


秀「A……?」



戦々恐々と、一体何に怯えているのか。

その言葉遣いと姿は、普段の彼女とは程遠く、

完全的な目上に対しての姿勢だった。

勿論零も、秀一も驚くほどの違いにすぐに気付く。

冗談とはとても思えない彼女の、震え様。

自分達が怒りすぎたか?

いや、しかしだからと言って、これ程まで怯える事はなかろう。

零がAに触ろうとすると……



零「っ…A?どうしたん『ヒッ!?いやっ!!!!!』っ!?

「バシッ!!!」っ!!…………A?」


『ヒッ…アッ……』


秀「っ!…降谷君…どうやらこれは、どうしようも出来んぞ。」


零「っはあ?どうゆう事だ。」


秀「今のこいつは、完全に俺達に恐怖している。

まるで、絶望するかのように……。」


零「じゃあ、どうしろと言うんだ!!

このままってわけにも行かんし、明らかにおかしいだろ!!!」


『ヒッ…!!?』


秀「…降谷君、一旦落ち着け。

兎に角、今はこいつを寝かせよう。」



秀一はAの首に、素早く手刀を打ち込む。

彼女が倒れ込むと同時に、秀一は抱き上げてベッドの上に寝かせた。

優しく、壊れ物を扱うかの様に、ゆっくりと……。


零「……どう…したんだろうか……。」


Aの頭を撫でながら、心配そうに一人ごちる。


秀「まるで、前々からずっとこうしてきたかの様な姿勢だったな…。」


零「……赤井……。」ギロッ


皆さんお忘れかもしれないが、赤井秀一と降谷零は、

仲が悪いのである。それはもう、どごぞの犬と猿の様に。

この小説、他の小説の様に、

「二人が和解して仲良くなってる〜!」とか無いんで。←メタァ…(^ω^)

さてそんな二人がストッパー(A)がいない今、

寝室を出てやることと言ったら………



零「まさか、Aのもう一人の信頼できる奴が、貴様だったとは。」


秀「俺も、まさか君まで巻き込まれているとは思わなかったよ…

降谷零君?」

零「名前を呼ばないでもらえますか?貴様に呼ばれると、

頭と耳が痛くなる。」

秀「それは済まなかった。なら、病院に行ってこい。

新手の症状は感染する怖れがあるだろう。

君と同じ病など、かかりたくは無いものでね。」


零.秀「「ガルル〜ッ」」



そう、話し合いと言う名の、喧嘩であった。

34【夢?…いや、記憶ですよ…。最悪な…ね。】→←32【畏怖と、恐怖と、不安】


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紅蓮(プロフ) - あおりんごさん» あうゥゥ〜、ありがとうございます!!ずっと更新できなくてすいません!!これからも、頑張りまふまふ(≧∇≦) (2018年4月24日 18時) (レス) id: 39bfad530b (このIDを非表示/違反報告)
あおりんご(プロフ) - 楽しく読ませていただいております!これからも頑張ってください(*´ω`*) (2018年4月24日 8時) (レス) id: 819a2884c9 (このIDを非表示/違反報告)
ヨッシー - ログインしないといけないかったので無理でござんした (2018年4月10日 23時) (レス) id: f4391330ed (このIDを非表示/違反報告)
紅蓮(プロフ) - ヨッシーさん» 紅蓮のアカウントボード。ヘルプかなんか、みろよ。 (2018年4月9日 15時) (レス) id: 39bfad530b (このIDを非表示/違反報告)
ヨッシー - うん壊れた ボード、て何? (2018年4月9日 13時) (レス) id: f4391330ed (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紅蓮 | 作成日時:2017年12月25日 21時

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