検索窓
今日:12 hit、昨日:1 hit、合計:65,680 hit

14【赤井も車体も荒ぶり事件】 ページ16

〜あれから一時間後〜

『ハァ…ハァ…ハァ…』

赤「やっとまけたな……。ん?なんで息切れてるんだ?」

『赤井さん?…私、小一…女…子供…弱い…OK?』

赤「…………で?」

『荒ぶりすぎなんだよ!!』


何をかって?それはだな……









〜一時間前〜

赤「あ''?つけられてる?」

『(何か怒ってる…)あ、ああ…それも、かなりひんぱんに…』


俺は考え込むように言う。


赤「どんな奴か分かるか?」

『そう……だな……黒』

赤「…黒?」

『ああ、全身黒ずくめの連中にな。』

赤「……っ」


あのポーカーフェイスの赤井が顔を歪めた瞬間…


(ん?これは……)

『赤井さん。』

赤「っ、なんだ?」

『また……つけられてる。』

赤「……どれだ。」

『あの…………





黒いポルシェ』

「ガタンッ!!」

ブンッキキッ!!

『っうぉっ!!?あっぶな……』


急に赤井がきっていたハンドルがバランスを崩し、

車体が横に揺れる。


赤「A…それ、本当か?」


赤井は車の車線を立て直し、運転したまま聞いてくる。

心なしか、不安と心配が入り混じって。

しかし俺は、その不安を的中させるように、噛み砕いた。


『ああ…本当だよ。今も後ろにカエルが一匹……。』チラッ


振り向かず二人してミラーを見る。

やはり、黒いポルシェがついてきていた。


『はっ!私に何の用なんだか。鬱陶しいコバエめ……』


俺が前髪をかきあげながら呟くと、隣から舌打ちが聞こえた。


赤「チッ…」

『……え''?』

赤「A、少しとばすぞ。」

『は?おいっ、まさか…!!』


赤井はハンドルを握り直すと、スピードを上げ始めた。


赤「ぶつからねーよーに、気を付けろよ。」キキッ!

『ちょっ、これ、ごぼう抜きじゃねーか!!』ギャウンッ!!


まるでキール奪還作戦の如く、シルバーの車は

車を追い抜かしていく。


赤「少し…寄り道していいか?」ブンッ!!

『嫌っつっても、行くんだろ?』キキッ!!

赤「当たり前だろ?」ギャウンッ!!!


そして始まるカーチェイス。

シルバーブレッドVS黒の組織となった。

これが一時間前でだった。



『ハァ…ハァ…』

(黒のシボレーで来させなくてよかったな……)

15【今回、疑問符多いね。】→←13【全部車の中で運転して話してんだぜ】


ラッキーアイテム

モノクル型追跡機


目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (87 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
219人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

紅蓮(プロフ) - あおりんごさん» あうゥゥ〜、ありがとうございます!!ずっと更新できなくてすいません!!これからも、頑張りまふまふ(≧∇≦) (2018年4月24日 18時) (レス) id: 39bfad530b (このIDを非表示/違反報告)
あおりんご(プロフ) - 楽しく読ませていただいております!これからも頑張ってください(*´ω`*) (2018年4月24日 8時) (レス) id: 819a2884c9 (このIDを非表示/違反報告)
ヨッシー - ログインしないといけないかったので無理でござんした (2018年4月10日 23時) (レス) id: f4391330ed (このIDを非表示/違反報告)
紅蓮(プロフ) - ヨッシーさん» 紅蓮のアカウントボード。ヘルプかなんか、みろよ。 (2018年4月9日 15時) (レス) id: 39bfad530b (このIDを非表示/違反報告)
ヨッシー - うん壊れた ボード、て何? (2018年4月9日 13時) (レス) id: f4391330ed (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:紅蓮 | 作成日時:2017年12月25日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。