E組の奇跡【暗殺教室】 (ページ3)

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♭恐怖を思い出す時間ページ3

【次のニュースをお伝えします。あれから7年。あの悲劇的な事故の被害者の……】

プチッ

またこれか。さっきの番組もおんなじことをやってた。

もうヤダ。

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遡ること6年前の今日。3月中旬。

その時小2だった私が、習い事の帰り道、大きな横断歩道を渡っているときだ。

ブオォォォォーン

とてつもなく大きな音をたてて、１台の車がその横断歩道に突っ込んだ。

その場にいた人たちは散り散りになって逃げ出したが、逃げ遅れた人は車にひかれ、命を落としていった。

その中に私もいた。

幸い命は助かったが倒れてしまい、動けない。

その時からだ。

私の目が見えなくなったのは。

急に目の前が真っ暗になり、声しか聞こえなくなった。

聞いたことのある声を聞いて、少し驚いたが

…何も見えない。

たぶんあの人だと思うのに、

確認できない。

どうして……………………？

『ごめんなさい。声は聞こえるのに、見えません。あなたのこと』

？「嘘でしょ……………渚だよ？」

『…………渚？どうしてここにいるの？』

そこで私の記憶は途切れた。

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渚side

僕は、普通に学校から帰っているとき目の前で

見てはいけないものを見た。

ブオォォォォーン

え？なんだ？

…………車だ。

ものすごい勢いで横断歩道に突っ込んでくる１台の車。

たくさんの悲鳴。

逃げるために散り散りになった人。

そこに1人の女の子を見つけた。

僕の幼馴染み、

Aだ。

そう思ったら怖さが飛んで走った。

渚「A？………A！」

『ごめんなさい。声は聞こえるのに、見えません。あなたのこと。』

渚「嘘でしょ……………渚だよ？」

『…………渚？どうしてここにいるの？』

そのあとAは話さなくなった。

A！…………誰か！

そのあと、Aは病院に運ばれていった。

僕のこと見えなかった？………………

どうして？

どうしてAが、こんな目に遭わなければいけないの？