狂人 1 ページ3
あれから約3年。うちは15歳になり、ちゃんと栄養も摂ったからか身長が一気に伸び170になった。…変だな、拾われる前は140あるかないか位だったのに。そしてうちは今包帯でぐるぐる巻きになりながらベッドの上に座りデッドプール、ダディに説教されている。なんでかって？それは…
「A」
「あいよ」
「俺ちゃん突っ込むなって言ったし庇うなとも言ったな？」
「言ってたよーな気がしなくもない」
「A」
「言いました」
ダディの依頼について行き、敵を殲滅するお仕事をしていた。うちとダディ二人に対して敵さん20か30かそれくらいいたかな〜？ダディの負担を減らすために飛び道具持ってる奴らを徹底的に潰して…その時点で何回か銃弾くらって…ダディが後ろから狙われてたから身を挺して守った。
うちは今、それをダディに怒られてます。ダディってさ、狂人だとかイカれてるとか好き放題言われてるけど、ちゃぁんと親愛ってもんはあんだよ？うち娘じゃないけど。
「A、俺ちゃんはミュータントだから傷がすぐ治るし呪われてるから死にもしない」
「そーだね」
「でもAは違う。普通の人間だ。致命傷を受ければ死ぬ、今回だって危なかった」
「分かってる」
「だから俺ちゃんのことを庇うな、敵に突っ込むな。いっそのこと俺ちゃんを盾にしろ」
「それができると思ってんの？ダディ」
ダディが黙り込む。普段お喋りなダディにしては珍しい…と、思うかもしれないけど実はうちが絡むとそんなことはない。大怪我したり死にかけたり説教するときは静かなんだ。うちのことが心配だから…嬉しいね。
「うちは自分の命よりダディの方が大事なんだよ？それに、怪我が治ると言っても痛いんでしょ？ダディには痛みを感じてほしくないんだようちは」
「俺ちゃんはテメェに死んでほしくねぇっつってんだよ」
「ダディ、言葉は嬉しいのに口調が荒くてうちちょっとビックリ」
「黙って聞け」
「ｳｨｯｽ」
やっばいガチギレに近いダディだ。こうなるとたまに手も出るから危ない。うちもう重症患者だから手は出さないでほしいな〜。にっこにっこと笑顔を浮かべながら次の言葉を待っていると額に堅い物が押し付けられた。ひんやりと冷たい…
「わぁ銃口」
「俺ちゃんちゃーんとAのこと愛しちゃってるぜ？でもな、頭ん中で『こんな奴殺しちまえ』ってうるっせぇのよ」
ダディの中にいる人格さん何つー事言ってくれてんだ。
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ヒナ - 更新停止してるの知って悲しい…(´；ω；｀)めちゃくちゃ好きです!! (2022年11月3日 23時) (
レス) @page5 id: 44cbacd699 (このIDを非表示/違反報告)
茄子猫 - なんなんこれ…等とみが深い。更新待ってます (2020年7月25日 1時) (レス) id: 7d10cbdb72 (このIDを非表示/違反報告)
Rio(プロフ) - 飛鳥さん» ありがとうございます〜！コメント嬉しいです！更新頑張りますね！！ (2019年5月31日 0時) (レス) id: ff50095a58 (このIDを非表示/違反報告)
飛鳥(プロフ) - デップー大好きなのでこの小説とても嬉しいです！作者様の無理のない程度で更新頑張ってください！ (2019年5月25日 21時) (レス) id: e991a9fa95 (このIDを非表示/違反報告)
Rio(プロフ) - 不登校の自殺志願者さん» こちらの作品でも！？ありがとうございます！！デップー性格難しくて上手く表現できてるか不安だったので嬉しいです！コメントありがとうございます！！頑張ります！！ (2019年5月18日 14時) (レス) id: ff50095a58 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Rio | 作成日時：2019年5月1日 21時
