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やられっ放しは嫌なので降谷さんと向き合うように座って降谷さんの綺麗な髪に手を伸ばした。
わぁサラサラ。しかもまだ風呂入ってないくせにめっちゃ良い匂いするし…こいつは本当に三十路一歩手前なのかと疑ってしまう。
お互いに髪の毛をいじりあっていると、なんだか瞼が重たくなってきた。眠い…髪の毛をいじられていると眠くなってくる。
今にも寝そうな私に気付いた降谷さんが私を抱き上げてリビングを出る。そして恐らく寝室であろうと頃に入って私をベッドに寝かせた。
降谷さんはまだ風呂に入っていない。でも風呂に入ったら多分ソファで寝る。それは阻止しなくては…
眠くてまともに機能していない脳で考える。離れていこうとしている降谷さんの服の裾を掴み、ギュッと握った。
「A？どうした？」
「ふるや、さん…ぜったい…ソファで、ねる…」
「あぁ…でもシャワー浴びなきゃ…」
「だめ…ふるやさん、べっど…」
「…まいったな」
眠くて目を瞑っていたため見えなかったが、恐らく困ったような表情を浮かべていただろう。降谷さんはベッドに入り、私を抱き締めた。私は裾から手を離し、両手で胸元を掴んだ。温かくて心地いい…
私は意識が薄れていく中、小さく呟いた。
「おやすみ…れい、さん…」
「…おやすみ、A」
最後に頭を撫でられた気がした。
・
・
・
翌朝、目を覚ますとぐっすり眠っている降谷さんが目に入った。寝顔本当に20代前半にしか見えない…
そういえば…まだシャワー浴びてない降谷さんを引き止めちゃったんだっけ。悪いことしたな…
腰に回された腕をなんとか剥がしベッドから降りる。あぁ、服が大変だほぼ脱げてるよ…
私は服装をあまり意味ないが正し、リビングへと向かった。…よく抜け出した時降谷さん起こさなかったな凄いぞ私。
冷蔵庫を開けて中を確認する。ほぼ見えないけどとりあえず卵があるのは確認できた。あとウィンナー？
ご飯…無いか。なら…食パンはあるしトーストかな？食パンをトースターに入れてフライパンとバターを準備する。インスタントコーヒーあったし…お湯を沸かして…
「この身長だとなぁ…」
調理ができない。近くにあった椅子を持ってきてその上に乗る。コンロに火をつけてフライパンにバターを落とす。菜箸でバターをフライパンに馴染ませる。全体にバターが行ったら卵を落とす。
そして蓋。弱火でしばらく放置。
さて、お湯沸かすか。
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ねるねるねるね(プロフ) - すごい好みの小説です！即お気に入りしました！更新楽しみにしてます！頑張ってください！(o^^o) (2018年5月23日 0時) (
レス) id: e6eb4025e0 (このIDを非表示/違反報告)
ココア - 面白いです!更新楽しみにしています。頑張って下さい！ (2018年5月3日 8時) (レス) id: a929515178 (このIDを非表示/違反報告)
夕夏(プロフ) - この小説大好きです！更新楽しみに待ってます！頑張ってください！ (2017年8月23日 0時) (レス) id: 063fb69e80 (このIDを非表示/違反報告)
はるき - とても面白くて一気に読んでしまいました。更新頑張ってください！ (2017年8月22日 13時) (レス) id: d7726ccc6d (このIDを非表示/違反報告)
美空 - 続きが気になります。ゆっくりでかまいませんので無理せず更新頑張ってください。楽しみにしてます！お買い物で普段とは違う降谷さんが見れてうれしいです！ (2017年8月16日 19時) (レス) id: 611dba761a (このIDを非表示/違反報告)
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