解決まで 1 ページ25
中休みは約20分。既に5分は経過している為、あと15分と言ったところか。私は自分の席の周りに集まった少年探偵団に向けて笑みを向け、眉尻を下げた。なんていうか…私の会いたいという我儘に付き合わせてしまって申し訳ないな。
「中休みにも、結構な頻度で来るんだ…あの人たち。もううんざりしちゃって…」
「歩美たちがAちゃんの事守るもん！！」
「あの人たち酷過ぎますから！！」
「おれ達がごえいしてやるよ！！」
…元太くん、護衛って言葉よくわからないで使ってるね…すっごいぎこちなかったよ…
私はありがとうと一言お礼を言い、今までどんなことがあったか全てを話した。哀ちゃんやコナンくんまで顔を顰めていたから、小学1年生になんてことをって思ってるんだろうね。年上目線で。
「…っと、こんな感じかな。直接暴力振るわれたりしてるわけじゃないから叔父さんにはばれてないけど、上履きはボロボロにされるとお金かかるからね…少し困るんだ」
「…Aちゃんって変なところ気にするんだね」
「…え？」
コナンくんが眼光を鋭くさせながら言う。どうやら、何かが引っ掛かっているらしい。
私はとぼけながら首を傾げ、コナンくんに続きを促した。
「…普通、お金より自分がい じめられてることを叔父さんに言うべきじゃないの？それを隠して、気にするのがお金の方って…おかしくない？」
…あ、そゆこと。確かにその通りだ。でも、ちゃーんと理由があるんよ？
「私、昔から叔父さんに育てられてて…ちょっと勘付いてたんだよね。あ、叔父さんはお金に余裕が無いんだなって。叔父さん、色々な仕事をしてはやめて次の仕事って感じだから…安定した収入が無くてね。それで…私、去年くらいから気付いたの。あぁ、学費だけでも大変なんだから他の者にお金かけちゃダメだって」
「…学費とか、収入とか…普通俺達の年齢だと気にしないところだと思うけど？」
「え？だって夜になるとお酒飲んで私にたくさんお話ししてくるんだもん。収入が無いとか学費辛いとか。…でも、Aは僕が養ってあげるからねって…頭を撫でてくれるんだ」
ごめん零さん、なんかすごいダメおやじみたいになった。なんとか最後はいい人風にして見たけどお酒の勢いで姪に金の話するって最低だよね。しくじったわ。
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ねるねるねるね(プロフ) - すごい好みの小説です！即お気に入りしました！更新楽しみにしてます！頑張ってください！(o^^o) (2018年5月23日 0時) (
レス) id: e6eb4025e0 (このIDを非表示/違反報告)
ココア - 面白いです!更新楽しみにしています。頑張って下さい！ (2018年5月3日 8時) (レス) id: a929515178 (このIDを非表示/違反報告)
夕夏(プロフ) - この小説大好きです！更新楽しみに待ってます！頑張ってください！ (2017年8月23日 0時) (レス) id: 063fb69e80 (このIDを非表示/違反報告)
はるき - とても面白くて一気に読んでしまいました。更新頑張ってください！ (2017年8月22日 13時) (レス) id: d7726ccc6d (このIDを非表示/違反報告)
美空 - 続きが気になります。ゆっくりでかまいませんので無理せず更新頑張ってください。楽しみにしてます！お買い物で普段とは違う降谷さんが見れてうれしいです！ (2017年8月16日 19時) (レス) id: 611dba761a (このIDを非表示/違反報告)
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