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〜四騎士と天司3〜 ページ3

Aを見て剣を抜いたのはジークフリートのみで、残りの3人はAのオーラに飲まれていた。

「三人とも、よく聞くんだ。Aの力は恐らく今までの誰よりも強いだろう。だが、俺達はこの祖国の地で負けられない。そして、絶対に勝てない敵などいない。敵を見ろ、全ての予兆を逃すな」

ジークフリートの言葉に、3人ともようやく剣を握る。その顔は来る前と同じように、笑っている。

「あぁ…ここでだけは負けられない」
「俺だって強くなったんだ」
「炎帝の刃、味わうといい」

こうして全員が剣を抜いたのを確認したAは満足そうに笑う。

「やっぱり、何かを想う力が人の子の力か。それなら、僕も本気で行かせてもらうよ」

Aは剣を握る手に力を込めると、ヴェインに切りかかる。間一髪槍で凌いだヴェインだたが、防戦一方となる。

「こらえろよ、駄犬!」

パーシヴァルが剣に炎をまとわせるとAへと放つ。それを見たAはよけることもせず、手ではじき返す。

「なっ…」
「はっ!」

ヴェインを蹴り飛ばし、背後に迫っていたランスロットの双剣をいつの間にか顕現していた日本目の剣で凌ぐと、ランスロットに反撃をする。

「く…」
「本命は…こっちか」

上空から切りかかってくるジークフリートの攻撃を回避するため、ランスロットを押し返し、自らの後ろに引く。すぐさま態勢を整えて切りかかってきたジークフリートをいなしつつ、右手に光を集める。

「く…」

Aの右手に気づいたジークフリートは咄嗟にヴェインを弾き飛ばす。

「うわっ!?」
「へぇ…お見事」

先ほどまでヴェインがいた場所には大きく窪んでおり、その中にはジークフリートが立っていた。ジークフリートはAの放った光の弾を剣で防ぎ、なおかつヴェインをかばうのだった。

「どこを見ている!」
「見なくても、わかるさ」

背後から攻めてきたパーシヴァるの剣をたやすくはじき返すと、回し蹴りを返す。

「ぐ…なんなんだ、あの化け物は…ッ」
「単騎で突っ込んで勝てる相手だとは思わないほうがいい。そして、残念ながら本気を出したら空を落とせるような力を持ってるヤツに、まともに勝ちたいと思わないほうがいい」
「なら…何が…」
「…なら、考える時間をやるから」

Aは一度羽を焼失させると剣を下す。ジークフリートは3人を呼ぶと、作戦を考えるのであった。

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ミレン(プロフ) - よせふさん» おおお!ありがとうございます!家に帰ったらすぐ取りかからせて頂きます!もし気に入っていただければまたリクエストください! (2019年4月2日 11時) (レス) id: 62a512f1a1 (このIDを非表示/違反報告)
よせふ(プロフ) - はじめまして、もしよろしければルシフェル様とサンダルフォン、主人公の3人が中庭でほのぼのしているお話が見たいです…!二人と仲良しな主人公が見たいです!ぜひ!!ご検討ください!! (2019年4月2日 1時) (レス) id: f12f54b1ee (このIDを非表示/違反報告)
ミレン(プロフ) - 大真面目にコメントください (2019年4月2日 0時) (レス) id: 62a512f1a1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:御煉 | 作成日時:2019年3月29日 23時

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