〜四騎士と天司〜 ページ1
ある日、本当に急にソレは決まった。
「なぁA！ちょっと頼みがあるんだけどよ」
「…ん？」
唐突に話しかけてきたヴェインにAは驚く。
「あ、わりぃ…驚かせちまったか？」
「いや、かまわないけど、頼みとは？」
「俺の友達にジャックってやつがいるんだけどさ。今ちょっと人手が足りないみたいで…手伝ってやってくれないかな？」
「ヴェイン達ではだめなのか？どうせ人知れずいなくなるジークフリートもいることだし」
「いや…俺達がやろうかと思ったら団長が、Aとサンダルフォンにやってもらおう、とか言ってて…」
「おい駄犬！それは言うなとあれほど…」
「ふーん…なるほど」
「あ…」
焦る表情のヴェインと、呆れるパーシヴァル。Aは二人の表情からグランが何を考えたか想像する。
「ようは、僕らに本物の店の経験を積ませようとしたのか」
「そ、そうなんだよ…いてぇ！？」
「この駄犬め！なぜそう貴様は普通のこともできんのだ！料理しか才能がないのではないか！？」
「ちょっと、パーさん！痛いって！」
「当たり前だ。痛くしているのだからな」
「二人とも、そこまでだ」
喧嘩を始めた二人を仲裁したのはランスロットで、その後ろにはジークフリートもいる。
「すまない、A。騙すつもりはなかったんだ」
「まぁ、そんな芸当ヴェインには無理だろうな」
「うぅ…みんなしてひどいよ…俺だって班長なんだぞ…」
「アーサーに見捨てられないか心配なぐらいだけどな」
Aのからかいにヴェインは更に落ち込む。
「…で、そろいもそろって王国の主戦力がここにいるのはわけがあるのか？」
「あぁ、そのことなんだが…俺達はこれから依頼に行かなくちゃならないんだ。フェードラッヘのことを知ってもらういい機会なんだが…もしAがダメなら２チームに分かれるよ」
「で、サンダルフォンはいいって言ったのかよ」
「いや、それは正直…俺達では無理だと思ってね。ルリアに任せた」
「はは…ま、王国の騎士がここまで格好良ければいい宣伝だろうさ」
「はは…顔だけか」
「もちろん、実力はジークフリート以外ムラがあるからな。きっと僕と戦ってまともにいられるのはジークフリートだけだろうさ」
「俺はなぜ含まれん」
「そりゃ、自己中心的以外何物でもないだろ」
「む…ッ」
明らかに機嫌を悪くしたパーシヴァルだったが、思い当たるところがあるのか、それ以上言い返すことができなかった。
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ミレン(プロフ) - よせふさん» おおお！ありがとうございます！家に帰ったらすぐ取りかからせて頂きます！もし気に入っていただければまたリクエストください! (2019年4月2日 11時) (
レス) id: 62a512f1a1 (このIDを非表示/違反報告)
よせふ(プロフ) - はじめまして、もしよろしければルシフェル様とサンダルフォン、主人公の3人が中庭でほのぼのしているお話が見たいです…！二人と仲良しな主人公が見たいです！ぜひ！！ご検討ください！！ (2019年4月2日 1時) (レス) id: f12f54b1ee (このIDを非表示/違反報告)
ミレン(プロフ) - 大真面目にコメントください (2019年4月2日 0時) (レス) id: 62a512f1a1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：御煉 | 作成日時：2019年3月29日 23時
