〜四騎士と天司7〜 ページ7
約束通りジャックの店にサンダルフォンとともに訪れたA。いまだ不機嫌なサンダルフォンを無理矢理着替えさせ、ジャックのもとへ向かう。
「着替えたよ」
「あぁ！それじゃ、このマニュアル通りに頼むよ。Aさんが厨房で、サンダルフォンさんがホールで、よかったですよね？」
「あぁ」
「ま、仕方ない…」
ようやく諦めたサンダルフォンは、口では文句を言いつつ、真剣に接客をこなす。一方厨房で包丁を手にしたAは、ちょっとした困りごとにあっていた。
「ねぇねぇ、彼ってあなたの彼氏？」
「いや、上司…じゃなかった幼馴染だよ」
「え〜！じゃあ私にもチャンスあるかなぁ！」
「チャンス…？」
若い料理人にからまれ、Aはうろたえる。包丁を持っている以上、できれば放っておいてほしい。
「あ、あの…さ。悪いけど、包丁持ってるから…」
「なによ〜、どうせあんたも彼の隣にいれるからって余裕なんでしょ？」
「…何のことだよ」
「だ〜か〜ら〜、彼はとっくに私のものですよってアピールでもしてんでしょ？」
若い料理人のいう意味はいまいち理解できなかったが、難癖をつけていることは理解する。そして、次第に嫌がらせはエスカレートしていき…
「はい、じゃあこれよろしくね〜新人さん」
「…」
妖精の魔力の種を渡されたAは、その量に思わず声をあげそうになる。
(…そこまでサンダルフォンが気に入ったなら自分で声をかければいいものを)
黙ってAは黙々とナイフで殻をこじ開けていき、普通の人では出せないようなスピードで向いていく。
「…終わったぁ」
ようやく終わった殻向きに安堵する。すると、ちょうどジャックが厨房を除いており、手招きをする。
「あの…もしかして嫌がらせとかされてませんか？」
「みたいだな」
「や、やっぱり…すみません。私からも注意しておきます」
「まぁ構わないけど…あんまり言わないほうがいいと思うぞ。こじらせるとああいうのは面倒だ」
「し、しかし…」
困り果てた様子のジャックにAも考え込む。
「…サンダルフォンがそこまで人気だったとは。絶対ルシフェル様のがかっこいいのになぁ」
「あぁ、やっぱりそういう理由でしたか」
「みたいだ。それに、ご友人のヴェインはじめ、騎士団だって顔立ちがいいだろうに」
「それはそうなんですが…やっぱり、どうも惚れっぽいらしくて…」
「難儀だ。僕は放っておいてほしいんだが…」
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ミレン(プロフ) - よせふさん» おおお！ありがとうございます！家に帰ったらすぐ取りかからせて頂きます！もし気に入っていただければまたリクエストください! (2019年4月2日 11時) (
レス) id: 62a512f1a1 (このIDを非表示/違反報告)
よせふ(プロフ) - はじめまして、もしよろしければルシフェル様とサンダルフォン、主人公の3人が中庭でほのぼのしているお話が見たいです…！二人と仲良しな主人公が見たいです！ぜひ！！ご検討ください！！ (2019年4月2日 1時) (レス) id: f12f54b1ee (このIDを非表示/違反報告)
ミレン(プロフ) - 大真面目にコメントください (2019年4月2日 0時) (レス) id: 62a512f1a1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：御煉 | 作成日時：2019年3月29日 23時
