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その日の夜は新入りの歓迎会があるとのことだったけど、祭壇に行った後追いかけっこしながら艇に戻ったらお店に預けてた荷物を丸っ切り忘れてしまってて取りに戻ったりして結局遅刻してしまった。
『えっ、早速着るの！？』
ｶﾘｵｽﾄﾛ「当たり前でしょ！せっかくカリオストロが見立ててあげたんだから似合わないってことは無いの！それとも何、明日にでも着ようと思ってたの？今でしょ、今！」
なんだろう、カリオストロちゃんが饒舌に私をお叱りになる…。これも互いの距離が縮まったと言うことなのかな…。嬉しいなぁ。
ｶﾘｵｽﾄﾛ「ただでさえ遅刻してるんだからこの際どーんと遅刻してやるわよ！」
『ヒィ！ちょ、脱がそうとしないでー！ま、まだ心の準備が…！』
ｶﾘｵｽﾄﾛ「今の俺様はレディーだからやましいこともなにも出来ねえんだよ！わかったらさっさと脱げ！」
すっかり素に戻ったカリオストロちゃんが私の服のボタンを千切れんばかりの勢いで取り始める。
『違う違う、そっちの心の準備じゃなくて、可愛い衣装に身を包む心の……、って"今の俺様"ってことは…！！！？』
ｶﾘｵｽﾄﾛ「うるせーーーー！！！」
2人でゼェハァと息を荒げてながらもなんとか着替えを済ませて、化粧も簡単に直すとカリオストロちゃんは満足げに笑った。
ｶﾘｵｽﾄﾛ「ふん、それらしくすれば年相応の女になるじゃねぇか」
『そうかな…なんだか着慣れないからか緊張するな…。似合ってる？』
ｶﾘｵｽﾄﾛ「な、…」
カリオストロちゃんの隣に立って鏡を2人で見る。
んー、やっぱりまだ少し恥ずかしいけど、無理に背伸びした格好では無いからきっと似合ってるよね…。
カリオストロちゃんを鏡越しにチラリと覗き見るとこれまた可愛いのなんの。もう100点満点中300点。ぶっちぎりも良いところだわ…。
ｶﾘｵｽﾄﾛ「ま、まぁ、カリオストロの次くらいにはセンスのある服装よね」
『まぁ、服はカリオストロちゃんが見立ててくれたしね…』
ｶﾘｵｽﾄﾛ「あーもうちゃんと似合ってるって言ってるの！もっと喜んでよ！」
『あ、そうだったの？ふふ、嬉しい…』
ダメだ、カリオストロちゃんの表情がコロコロ変わる可愛さにハマりつつある私がいる。
一悶着ありながらもなんとか準備が整った私たちは、遅れると伝えてあった会場にようやく足を踏み入れることができたのだった。
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きりにあ(プロフ) - 花簪さん» 花簪さんコメントありがとうございます！四騎士最高ですよね！私のキャパが足りないので4人からハーレムとかは書けないのが悔しいですが、亀ながらに更新頑張ります！読んでいただき感謝です！ (2018年7月17日 0時) (
レス) id: a8216c96e8 (このIDを非表示/違反報告)
花簪(プロフ) - ランスロットとパーシヴァルが居て本当に嬉しいです！主人公の設定も凄く良くて面白いです！更新是非頑張って下さい！応援してます！ (2018年4月15日 22時) (レス) id: eb9e166c49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きりにあ | 作成日時：2017年9月4日 0時
