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『カリオストロちゃん、準備できましたか？』
島に着いてから私は待ちきれずにカリオストロちゃんの部屋をノックしていた。
ちなみにランスロットさんの部屋の片付けは案の定終わるはずもなく、途中で断念して来た。物に対して収納スペースが明らかに足りず、今回停泊した島で買い揃えるということで一時撤退したのだった。
ｶﾘｵｽﾄﾛ「おまたせぇ♪ねぇねぇ、この格好可愛いでしょ？」
『わぁっ！』
部屋から出て来たカリオストロちゃんは、それはもう私にはこんな幼少期はなかったと断言できるほどに可憐だった。なんというか、年相応の格好なんだけど、決して背伸びせず自分という人間にカッチリと合った格好をしている。
『自分に何が似合うかちゃんと分かっているんだね！私なんか年齢の割に格好が質素すぎて幼く見えるって何人かに指摘されたし…そういうセンスが素直に羨ましい…！』
ｶﾘｵｽﾄﾛ「フフン、当然だ」
また声に出てた…！！まぁカリオストロちゃんもまんざらじゃないみたいだし良しとしよう。
『それじゃあ行こっか』
ｶﾘｵｽﾄﾛ「あ、待って」
進めようとした足を止めてカリオストロちゃんを待つと不意に腕の違和感に気付き振り向く。
『これは…？』
ｶﾘｵｽﾄﾛ「えへへー、お揃いのブレスレット！手作りなんだから大事にしてよね！」
腕にかけられた綺麗な装飾のブレスレットに思わず感嘆のため息が漏れる。
『カリオストロちゃんって本当にセンスあるよね…、しかもこんな可愛い子から手作りの、しかもお揃いのブレスレットを貰えるなんて…うっ…』
ｶﾘｵｽﾄﾛ「げっ、泣くなよ…！？」
これまで可愛らしい振る舞いをしていたカリオストロちゃんが私の顔を見て思わず素に戻る。
『こらえます〜〜』
腕に付いた綺麗な小石のブレスレットを太陽にすかすと色んな色が反射してさらに煌めく。
どうしてカリオストロちゃんが私にこんなにも良くしてくれるのかわからないけれど、今わかっているのはカリオストロちゃんが私の何かを知っているということだけだった。
でもそんなことが小さく思えるほどに今は単純にすごく嬉しかった。
『それじゃあ、行こっか！』
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きりにあ(プロフ) - 花簪さん» 花簪さんコメントありがとうございます！四騎士最高ですよね！私のキャパが足りないので4人からハーレムとかは書けないのが悔しいですが、亀ながらに更新頑張ります！読んでいただき感謝です！ (2018年7月17日 0時) (
レス) id: a8216c96e8 (このIDを非表示/違反報告)
花簪(プロフ) - ランスロットとパーシヴァルが居て本当に嬉しいです！主人公の設定も凄く良くて面白いです！更新是非頑張って下さい！応援してます！ (2018年4月15日 22時) (レス) id: eb9e166c49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きりにあ | 作成日時：2017年9月4日 0時
