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『お隣さんとお向かいさんに挨拶に行こうかな』
趣味で作っていたドライフラワーの花束を持って隣の部屋の扉をノックする。
中から可愛らしい声がしてしばらく待つと、小さな女の子が顔をのぞかせた。
『今日からお隣に引っ越してきたAです。よろしくお願いします』
「…コローナ？」
『えっ？』
小さな女の子は私を見つめて呟いたあと、ハッとしてカリオストロだよっとそれはもう可愛らしく自己紹介してくれた。
『カリオストロちゃんは魔法でも使うの？』
ｶﾘｵｽﾄﾛ「なんでそう思ったの？」
『なんか、変わった香りがするから』
部屋の中は見えないけれど、なんとも言えない不思議な香りが部屋の中から漏れている。私の言葉にカリオストロちゃんはチッと舌打ちして私の手に触れた。
ｶﾘｵｽﾄﾛ「俺様は魔法使いじゃなく、錬金術を使う。俺様の機嫌を損ねると部屋を爆発させちまうかもな」
『え、俺様…？？あれ、男の子？』
戸惑いを隠せない私の手のひらに何かを指で書いたカリオストロちゃん(?)はまた可愛らしい笑顔を見せて花束を受け取ってくれた。
ｶﾘｵｽﾄﾛ「A。変な奴らに狙われるだろ？」
『え、うん。割と最近からだけど…』
カリオストロちゃんは少し考えるように床を見つめてまた静かに口を開いた。
ｶﾘｵｽﾄﾛ「加護が消えかかってるみてえだな。俺様のをしばらく貸しといてやる。またなんかあったら言えよ」
『加護……？あ、ありがとう。でもどうして見ず知らずの私に…』
ｶﾘｵｽﾄﾛ「それは追い追いな。じゃっ、カリオストロはぁ、恋のおまじないの途中だからばいば〜い☆」
多くの謎を残してカリオストロちゃんは扉を閉めてしまった。まさかこんなところで自分を知るための鍵を握ってそうな人と出会うなんて思いもしなかった。
この騎空団、本当にすごい……。
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きりにあ(プロフ) - 花簪さん» 花簪さんコメントありがとうございます！四騎士最高ですよね！私のキャパが足りないので4人からハーレムとかは書けないのが悔しいですが、亀ながらに更新頑張ります！読んでいただき感謝です！ (2018年7月17日 0時) (
レス) id: a8216c96e8 (このIDを非表示/違反報告)
花簪(プロフ) - ランスロットとパーシヴァルが居て本当に嬉しいです！主人公の設定も凄く良くて面白いです！更新是非頑張って下さい！応援してます！ (2018年4月15日 22時) (レス) id: eb9e166c49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きりにあ | 作成日時：2017年9月4日 0時
