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『自分が知らない自分のことを、他人から聞かされるのって凄く不安になりますよね…。しかも面識のない人からならなおさら。今日それがあって、少し考えていたんです』
でも答えなんか出るわけもなくて、探す方法もなくて。
『答えがわからないことを考えても仕方がないんだってのはわかるんですけど、なんだか探しに行かなきゃならないような気持ちが段々強くなって…』
ﾊﾟ-ｼｳﾞｧﾙ「探して見つかるのなら探せばいい」
ポツポツと考えながら話しをする私の話を静かに聞いてくれていたと思ったら意外にもハッキリと答えを出してくれた。思わずパーシヴァルさんを見つめてしまう。
ﾊﾟ-ｼｳﾞｧﾙ「分からないことが不安なら知ればいい。そこに至るまでに不安があるなら仲間を頼れば大抵のことはなんとかなる。特に、Aみたいな1人で抱え込むタイプはな」
『……仲間…、あはは。恥ずかしいことにこの国にいながらもそういう仲間作りをしていなかったからなぁ…』
ﾊﾟ-ｼｳﾞｧﾙ「ならば今から作るしかあるまい。1人で考えても答えが出ないなら動くしかない。」
『動く…。パーシヴァルさんでも仲間を頼ることはありますか？』
ﾊﾟ-ｼｳﾞｧﾙ「…俺も最近になってそれを知った。俺が家臣や民のために体を張ることが当然だと思っていたが、意外にもそれだけでないと思い知った」
あのパーシヴァルさんでも一人では出来ないことがあったんだ…。その時に側にいたのはきっとグランさん達だろうな。
パーシヴァルさんの誇らしくも柔らかな眼差しが満月を映して思わず見惚れてしまった。
『私もパーシヴァルさんみたいに頼れるお仲間を作らなきゃいけませんね…。唯一のお友達ランスロットさんはまだ日が浅いし忙しいし…やっぱり旅をしながら探すのが早いかな』
ﾊﾟ-ｼｳﾞｧﾙ「ランスロットだと？あいつがAの唯一の友人か？」
『あ、えっと、実は本日お友達になってくれて…』
ﾊﾟ-ｼｳﾞｧﾙ「戦闘においては頼れる男だ。きっとAの助けになってくれるだろう」
さすが元副団長同士というのだろうか。パーシヴァルさんの表情に幾ばくかの安堵が見える。
ﾊﾟ-ｼｳﾞｧﾙ「ただ無自覚というか無意識のうちによく分からん問題に巻き込まれてるからAにも飛んでこないように気を付けておけ」
…もうすでに無意識無自覚な場面は嫌という程味わったので、とりあえず笑ってごまかすことにした。
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きりにあ(プロフ) - 花簪さん» 花簪さんコメントありがとうございます！四騎士最高ですよね！私のキャパが足りないので4人からハーレムとかは書けないのが悔しいですが、亀ながらに更新頑張ります！読んでいただき感謝です！ (2018年7月17日 0時) (
レス) id: a8216c96e8 (このIDを非表示/違反報告)
花簪(プロフ) - ランスロットとパーシヴァルが居て本当に嬉しいです！主人公の設定も凄く良くて面白いです！更新是非頑張って下さい！応援してます！ (2018年4月15日 22時) (レス) id: eb9e166c49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きりにあ | 作成日時：2017年9月4日 0時
