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とても、とても辛い状況です。



「まってそらるさんそれぼくのやつ!!」


「まあ俺に勝とうとすればこうなるわなぁ」


「なに言ってんですか勝つのはぼくです!!」


「いや、あの、お二人さん……暑苦しいです」



なぜかゲームの対戦に巻き込まれ、久しぶりに触ったゲーム機に懐かしさを覚え、揃って三人でゲームを始めてみたのはいいものの……。

なぜか(二回目)私の位置が二人の間で、白熱している彼らはだんだんと二人とも体が真ん中に傾いてきているのに気づいてない。



「ちょ、なんでそこいんのA邪魔」


「殴りたい、お兄ちゃん殴りたい」



左隣のアラサーは別にどうでもいい。

兄妹なんて昔はよくくっ付いてたもんだし、反抗期というエベレストのような山を、一山超えた現在、もう兄には何も感じない。

ところがどっこい。



「あ”っ!ごめんAちゃんいつの間にくっ付いて……!けどきっとまだ加齢臭はしてない!!」


「ぁ、だっ、大丈夫です…!お気になさらず……」



右隣の彼には、ドキドキせざるを得ない。


ときどき肩がとんっ、と触れて、内心硬直する。それをふにゃふにゃと崩れた笑顔で謝るものだから。どうしよう。

心臓速いしなんか苦しい。


「Aちゃんヤバいそっち行った助けて!」


「は、はい!了解です…」


こんな相方の妹ってだけの、平々凡々なJKに優しくて、すごいな。


家に来てマスクを外したまふまふさんの横顔を、そっと盗み見る。ゲームの画面に夢中で百面相をしている彼は、金髪なのにこわくない。

お兄ちゃん同じ人間なのにこんなカッコよくないぞ。



「あれ、Aちゃ…」



そのまま気づかれないように見ていれば、画面の中の一体のキャラが動かないことに気づいたのか、まふまふさんがこっちを見た。

しまった。


前を向くタイミングを逃して、ばっちり目が合う。




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まんぼうコロッケ(プロフ) - あああ有り難うございます!励みになります。 (2019年3月17日 16時) (レス) id: 372f9ebd09 (このIDを非表示/違反報告)
やの(プロフ) - 新作来たァァァァァァ!!!(゚∀゚ 三 ゚∀゚)すっごい面白いです!!続き気になる!……更新無理せず頑張ってくださいね!! (2019年3月16日 23時) (レス) id: 6bb0fe0dd0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まんぼうコロッケ x他2人 | 作成日時:2019年3月16日 17時

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