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次の日の朝は当たり前のようにきて、ちょっと時間に余裕があったから、爆睡してるお兄ちゃんに朝ご飯を作って。
学校は購買のおにぎり。
仲のいい友達と一緒に食べて、現在、
靴箱の前で空を仰いでいた。
「傘持ってない……」
午後から降ってきた雨。そんなにわか雨のような生易しいもんじゃなく、台風でも来たんじゃないかってくらいの嵐だった。
まったく知らない他の生徒も、意味が分からんといった表情で靴箱で駄弁っていた。
ときどき聞こえるため息、中には車のブレーキ音がして、親に迎えに来てもらっている生徒もいた。
「ていうか天気予報で言ってなかったくない？」
「ホントそれ。親に迎えに来てもらうわ、あんたも乗る？」
「マジ、いいの？神〜！」
後ろの方から女子の会話が聞こえてきて、思わずため息が出る。
お兄ちゃん、起きてるかな…、
スマホの時計を見れば、16:50とある。
「あっ寝てるわコレ」
あと何分か待つか……。
電話しないほうがいいか、と思ってケータイを鞄に突っ込めば、ばしゃばしゃという足音と一緒に「Aちゃん！！！」と高めのソプラノ声が聞こえた。
「…まふまふさん…？」
・
「あっ、ちょっとコレ見てそらるさんからラインきたの」
少し遠慮がちに覗き込んでみれば、それは確かに兄からで、まふまふさんに対してのメッセージだった。
さっきよりも大きめのため息が出る。
兄おれ今ねてるから
兄A学校にむかえにいってやって
「もうお兄ちゃん……」
現在タクシーに乗っている。
まふまふさんが私を迎えに来たのはお兄ちゃん経緯だという。
こんなめんどくさいことに巻き込まれたのに、当のまふまふさんはイラついたりしてる様子は微塵もなく、むしろ楽しそうだった。
「もうホントごめんなさい！兄が」
「んーん全然大丈夫！ちょうど打ち合わせ帰りの道だったから、ついでにAちゃんも拾ってこ、ってかんじ〜」
ふふっ、とマスク越しに笑ったまふまふさんに
私の心臓が停止しそうになり狭い車内で距離を置く。失礼にはならないように。
おじいさんくらいの運転手さんがミラー越しにグッジョブサインを出す。おそらくこの状況を楽しんでるんだろう。若いですね。
「ちょっとついでにそらるさん家よるね」
突然の爆弾発言投下。
・
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まんぼうコロッケ(プロフ) - あああ有り難うございます！励みになります。 (2019年3月17日 16時) (
レス) id: 372f9ebd09 (このIDを非表示/違反報告)
やの(プロフ) - 新作来たｧｧｧｧｧｧ！！！(ﾟ∀ﾟ 三 ﾟ∀ﾟ)すっごい面白いです！！続き気になる！……更新無理せず頑張ってくださいね！！ (2019年3月16日 23時) (レス) id: 6bb0fe0dd0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まんぼうコロッケ x他2人 | 作成日時：2019年3月16日 17時
