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突然話が振られてビビる。
よし、焦るでない私。慎重に行け！！
「は、い。両親から離れるのも一人暮らしの練習になる…？かなって」
あ、あ、あぁぁ…めっちゃ言葉詰まった死んだぁ。
私こんなに話すのヘタだったっけ。と恥ずかしくなって下を向く。
すると柔らかい声で「Aちゃん」と呼ばれる。お兄ちゃんの声じゃないまふまふさん。ゆっくり顔をあげた。
「そういうの、すごいと思いますよ……！！自分で大きなこと決めるのは、すごく勇気が、いるから」
何を言われるかと思えば、まさかの誉め言葉で。
え？と驚いていたら、最後にまふまふさんは照れながら笑って、それでなぜか収まりかけていた鼓動が拍動し始める。
「あ、ありがとう、ございます…」
どんどん、頬が熱くなるのが分かった。
「立派でしょ俺」
「なに言ってんですか立派なのはAちゃん！！え、あっ！！！」
「なに」
「ボク12時からライブのスタッフさんと打ち合わせなんですけど！！どうしてくれんですかそらるさん！！！」
椅子の背もたれにかけていた上着を着ながらお兄ちゃんのせいにするまふまふさん。お兄ちゃんも反論しながら笑っていて、仲がいいんだな。とすぐに分かった。
さっきまでの会話も、二人とも、お互い信頼してる感じがあって、すごいなお兄ちゃん。と柄にもなく心の中で兄を褒める。
ボーっとそんなことを考えていれば、いつの間にかまふまふさんは帰ってしまっていた。
私の鼓動は、まだいつもより速く拍動している。
これは、
「…お兄ちゃん、まふまふさんって、人気？」
「あー…女子リスナー率半端ない。てかさ、男で驚いたでしょ。まあ声だけ聞けば勘違いする人もいるからなー」
「そ、うなんだ！そうだねかっこいいもんね！！」
曲も聞いたことないのに何良さを語ってんだと思ったが、ぼりぼりと頭をかいていたお兄ちゃんが「あ、」とこっちを向いた。
真っ直ぐに、瞳が向けられていて珍しくて少し動揺する。
「お前だから大丈夫だろうと思って会わせたけど、絶対友達とかに言っちゃだめだから。信用できる子でも」
「…うん、わかった」
じゃあなんで会わせたんだ。
そんな疑問は喉の奥に詰まった。
炎上、とかするのかな。
このときどうしようもなく苦しくなって、けどそれが何で苦しいのか
ちょっと分かりかけて、考えるのをやめた。
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まんぼうコロッケ(プロフ) - あああ有り難うございます！励みになります。 (2019年3月17日 16時) (
レス) id: 372f9ebd09 (このIDを非表示/違反報告)
やの(プロフ) - 新作来たｧｧｧｧｧｧ！！！(ﾟ∀ﾟ 三 ﾟ∀ﾟ)すっごい面白いです！！続き気になる！……更新無理せず頑張ってくださいね！！ (2019年3月16日 23時) (レス) id: 6bb0fe0dd0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まんぼうコロッケ x他2人 | 作成日時：2019年3月16日 17時
