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「今日家にまふまふくるから」
お兄ちゃんがいつものように棒読みで私に声をかけた。学生である私にとっては休日の日曜日。思わず「えっ？」と声が出て、歯磨きしながら片手でスマホをいじるお兄ちゃんに目を向けた。
「なに？……あ、まふまふ会ったことないか。ちょっと打ち合わせするだけだから」
「あ、けど、前まではまふまふさん家でやってなかった？」
「リスナーに家割れたっぽくて引越し準備中だって」
ちょっとだけこっちに目を向けていつものトーンで言ったお兄ちゃん。
思わずリビングのソファで読んでいた漫画を置いた。
『まふまふ』
お兄ちゃんが歌をうたう仕事についているのは知っている。その仕事で「アフターザレイン」というユニットを組んでいるのも知っている。
何度か曲聞いたことあるし。
そのアフターザレインのもう一人の人がまふまふという人なのだ。
お兄ちゃんは普段家で仕事の話はほとんどしないが、よくまふまふさんの家へ打ち合わせに行っている。
この前お兄ちゃんがぽろっと口を滑らせた。
「……いつくらい？」
「珍しく午前！……9時。アイツも立派になったなあ…」
「お、おぉう。えっと……、とりあえず部屋に籠っとく」
らしくない大声に驚きながら、まふまふさんが来るまで漫画読んどこ。と手を伸ばすが、待ってというお兄ちゃんの声に遮られた。
しぶしぶ漫画を置く。
「なんですか」
「あー……別に無理にとは言わないけどさ、お前もまふまふに会っといた方がいいかなって」
「え？なんで」
「いや、もう理由とかどうでもいいからとりあえず会って。はい、ということで着替えてきなさ〜い」
驚いたのもつかの間、言い返す暇もなくリビングのドアから追い出される。おいおいなんなんだ。と思ったが、ああいう時のお兄ちゃんは何言っても聞き入れない。
「……私が会うの…？」
階段を上がって自分の部屋に入る。
ひとりごとをつぶやきながら、とりま挨拶だけしようかな、と思って私服に着替える。
「そっらるさ〜ん！来ましたよ〜‼‼あっちなみに手土産やらはないです」
「うるさいわ求めてないから、早く入れ」
一階からピンポンが連発され、その後にまふまふさんであろう人の高い声と、お兄ちゃんのけだるげな声が聞こえてきた。
あれ？まふまふさんってこんな人なの？？
服のボタンを留めながら疑問が浮上。
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まんぼうコロッケ(プロフ) - あああ有り難うございます！励みになります。 (2019年3月17日 16時) (
レス) id: 372f9ebd09 (このIDを非表示/違反報告)
やの(プロフ) - 新作来たｧｧｧｧｧｧ！！！(ﾟ∀ﾟ 三 ﾟ∀ﾟ)すっごい面白いです！！続き気になる！……更新無理せず頑張ってくださいね！！ (2019年3月16日 23時) (レス) id: 6bb0fe0dd0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まんぼうコロッケ x他2人 | 作成日時：2019年3月16日 17時
