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「女は起きたのか？」
「そんなおっきい声出したらダメやろ？」
「ここ一応医務室めうー」
あ、ここ医務室なんだ。
ずらずらと入ってきた3人を順番に見ながら気づく。
「え、ちょっと3人でどうしたん？」
ペ神さんが少し驚いた様子で入ってきた人達に声をかけている。
「いや、コネシマが連れて帰ってきた女の様子を見に…お、起きてるじゃないか！」
話していたバリトンボイスの人と目が合った。
ちょ、なんでこっち向いたの？
コネシマさんとはまた違う、綺麗な金髪をしていて、淡い赤の瞳を持った男の人。
…誰？
「良かったな。ちょうどええやん」
今度は赤いマフラーをした、さらさらした髪の人が言った。
バリトンボイスの人とはまた違う真紅の瞳で、赤いフレームの丸っこい眼鏡をかけていた。
「何がちょうどええの？」
コネシマさんがその人に尋ねた。
うん、私も気になってた
「もうすぐご飯やで？」
彼の言葉で、コネシマさんとペ神さんが同時にとある場所を見た。
私もその方向に目を向けると、そこには壁掛け時計が。
短針がもうすぐ7をさそうとしていた。
「それで、わざわざ3人で？」
「まあな」
「この子のことが気になったからやで？」
ちらっとこっちを見た、目が細い人。
頭にちっこいプリンみたいな帽子のっけてて、多分男の人なのに茶色い髪が結構長い。
『気になってって…私特にこれと言って普通の人と違うことなんてないですよ？』
これは嘘だ。
だって私、みなさんも気づいていると思うが異能力者だから。
でもこれを知られたらどう利用されるか分からない。
だから敢えて、というか絶対言わない。
「うーそ。すぐバレるからやめときぃや？」
…なんで？
自然についたはず。
嘘は得意なほうなのに。
『嘘じゃないですよ』
細められた目をじっと見つめる。
私のことは見えてるのだろうか
もし見えていたら、私が睨んでいることは知っているだろう
「だーめ。嘘」
心の中で舌打ちをした。
こうなってくると何を言っても嘘だと言われてしまう。
ここで無駄に抗うより、認めてしまった方がいいだろう。
『はぁ、分かりましたよ。嘘です』
「ほう…」
今度はバリトンボイスの人が声を漏らした。
彼も探るような目で私を見ている。
もう嫌なんですけど、この人たち。
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雅空(プロフ) - 海さん» めちゃくちゃ遅い返信になりましたが…(汗)ありがとうございます！貴方のコメントを胸に頑張ります＼( 'ω')／ｳｵｵｫ！ (2020年1月29日 21時) (
レス) id: b3698bc5f5 (このIDを非表示/違反報告)
海 - 更新頑張ってください！めっちゃ好みです！！！ (2019年12月25日 12時) (レス) id: b2f70beae4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：☆雅空☆ | 作成日時：2019年10月1日 22時
