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私は今、太陽の明かりが木々の隙間からうっすらと差し込む中、猛スピードで走ってます。
なぜかって？
…ゴリラみたいな奴らから逃げるため
「待ておんなぁ！」
あーもうほんとにしつこい
あれから20分くらいは追いかけてきてるよ…
まあその諦めの悪さは褒めてあげるけど、私そういう人は嫌いでして…
はやく諦めればいいものを。
私だって昔から結構鍛えてきてるし、実際ゴリラさんたちには20分間捕まってないわけだし。
でももうさすがに疲れてきたからどこかに隠れたい。
とまあ余裕ぶっこいて走っていると。
『ぬわっ？！』
急に腕を引っ張られ、そのまま抗うことなく横に飛んで茂みにダイブ…
しんどい…。最悪
ゴリラさんじゃなかったらいいけど
そんな思いを胸に、ゆっくりと顔を上げる。
「お前、誰から逃げてんのけ？」
そこに居たのは、半袖半パンで少年みたいな格好をしていて、うっすらと差し込む太陽の光を反射してキラキラと輝く金髪を持つ、綺麗な水色の瞳の男だった。
上に広がる、美しく広い空のような瞳に吸い込まれるような気がする。
さっきのゴリラさんたちより全然イケメン。←
『後ろにいるゴリラさんたちです』
瞳に見とれながら口を開くと、ポロッと「ゴリラさん」と言う単語が出てきてしまった。
イケメンさんに引かれそう…
するとそんな心配もつゆ知らず、男の人はなぜか大声を上げて笑った。
…は？
「ハッハッハ！ゴリラかぁ！お前、おもろいなぁ！」
『ちょ、声でかい…』
慌ててとめたが時すでに遅し。
森中に響いたんじゃないのかと思わせるほどの大声は絶対ゴリラさんたちに聞こえたに決まってる。
「こっちから声がしたぞ！」
ほら見ろ。
私は思わず金髪の男を睨んだ。
だってせっかく逃げてきて、少し隠れられたと思ってたのに、この人のせいでまたバレたじゃん。
ごめんっ！と小声で言いながらパチンと両手を合わせてくる男。
いやもう小声遅いし。
この野郎！
私は立ち上がってまた逃げようとすると、急に男に腕を掴まれた。
「待ってろ。俺が片付けたるから」
ニヤリといやらしい笑みを浮かべた男を見て、私は足を止めた。
『本当に、言ってますか？』
「ああ、嘘はつかん主義や」
さっきの表情のまま言う彼を見て、私はふとこの人はどれくらい強いのだろうかと気になった。
あのゴリラさんたちも強いし、戦わせるのもありだな。
私は心の中で口角を釣りあげた。
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雅空(プロフ) - 海さん» めちゃくちゃ遅い返信になりましたが…(汗)ありがとうございます！貴方のコメントを胸に頑張ります＼( 'ω')／ｳｵｵｫ！ (2020年1月29日 21時) (
レス) id: b3698bc5f5 (このIDを非表示/違反報告)
海 - 更新頑張ってください！めっちゃ好みです！！！ (2019年12月25日 12時) (レス) id: b2f70beae4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：☆雅空☆ | 作成日時：2019年10月1日 22時
