【w/r/w/r/d】 略 奪 計 画 【軍paro】

40.クソ幹部の野郎 ページ40

すぐに中を開けてティッシュを出し、余計な油分や水分、血液を拭う。


う、と少し呻いたので一瞬ひるんだが、彼女は病人だ、仕事しないでどうする。


消毒液を差して、軽く新しいティッシュで拭き取った所に丁寧に絆創膏。


『…取り敢えず応急処置』


Han「………」


『…城崎さん？』


Han「…あ、はい！ありがとうございます！」


ぶんぶんと髪を揺らしながら謝る城崎さん。


…ドジっ子キャラなのか？


『こう言うの、新聞紙に包んで赤で“キケン”とか、“ワレモノ”って書いて捨てるんだ』


Han「え！ゴキブリとおんなじ捨て方なんですね！」


どんな神経してるんだろう、この子。


はぁ、と溜息をついてしまう。


新聞紙とチリトリを持ってきて、粉々になったプレパラートを包む。


こりゃ派手にやったな。


Han「うぅ…、何から何までごめんなさい、先輩」


『いや、大丈夫です。


どこから来たんですか？


Han「こ、国立の軍大学医学部を中退で来ました。


実はコネシマさん、A先輩が一人だと何しでかすかわかんないとか言ってて。


二人まとめて行動させたほうがいいから、って私を総統に紹介したんだそうです。」


…ほんとあのクソ幹部は好かない。


失礼極まりないなぁ。


というか、僕はこんなに乱暴な一面は無いはずなのに。


人って変われるもんなんだ。


後輩ですしタメ口でいいですよ〜、なんて言われたので、断ることもできずうなずく。


Han「毎年、幹部の人事担当ってあるじゃないですか。


大体うちの大学から引っ張ってくんです。


ロボロさんとか、ショッピさんとかもあの大学で。


2年前、ショッピさんがコネシマさんに勧誘された時、実は私も一緒だったんです。


でも、まだしたいことがあったから、断っちゃって。」


赤いマーカーで「ワレモノ」と書く城崎さ…、城崎。


元気すぎて、字が踊っている様に見えた。




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#城崎 花菜

・元気
・ドジ
・医務室補佐担当の20歳





こんな時になんですが、40話おめでとうですね(祝ってくれる人がいない)。


台風やばくないですか？東京都住みの私にとっては今回は辛いです…


でも千葉の方々とか、もっと凄いんでしょう、くれぐれも気をつけてください…


かれぴから今更感やばいメールが来たのでスマホを粉砕しました。
(訳・更新頻度やべーぐらい落ちるぜ♡)

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