真実の愛。【ONEPIECE】 (ページ7)

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撃たれた小舟ページ7

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「おいおい、あの小舟はなんだ？」

「ガキが乗ってねぇか！？」

「まずいぞ、今から天竜人が来るって言うのに……殺されるぞ。」

『！？！？』

………ころ、される？なに、どういうこと？

『あの……ッ、殺されるって、それ、どういうことですか、』

「天竜人は下々民を嫌うんだ。あんな小さな小舟が天竜人の前を横切ったら……きっと殺される。」

『そんな……！！』

その天竜人はもうすぐこの街に現れるんでしょ、だとしたらまずい。イヤだよ、サボだけは失いたくない。絶対に。なんでわたしはさっき止めなかったの。そんなの分かっていたなら、戻ってきてと訴えたのに。

だれか、だれか、いないの……！？

『だれか……ッ！！だれかたすけて、だれか！！！』

ドラゴン「そんな大きな声を出してどうしたんだ？お嬢ちゃん。」

『あの小舟に乗ってる男の子、わたしの、好きな人なんです……！天竜人が今現れたら殺されるって！！やだ、おねがい、たすけて、』

ドラゴン「………私の船に乗ろう。」

どこの誰かも分からない人にわたしは涙を流して必死で訴えた。

そんな時、天竜人が現れたんだ。

『あれが………天竜人。』

「下々民が、わちきの前を横切った……！！！」

『ッ！！イヤ、イヤだ……！！』

天竜人と呼ばれる人がこめかみに青筋を立て、懐から銃を出したのが分かって、何度もイヤだと、やめてと叫んだ。その声は誰にも届かなくて。

無謀にも、天竜人によって撃たれ、サボの小舟は燃えた。

『おねがい！！おねがいします……ッ、まだ生きてるかもしれない。サボをたすけて！！！』

こんなに泣いたことはない、というくらいに泣いて泣いて大人に縋った。

わたしはサボが撃たれたかもしれないショックで泣きながら気絶してしまったらしい。目が覚めると、知らない場所にいた。

イワンコフ「ヴァナタ、大丈夫？」

『……？だれ、ですか、』

顔が大きな女性？男性？よくわからないけれど、オカマ？らしいこの人はイワンコフと言うらしい。

『そんなことより……！サボは！！』

イワンコフ「小舟に乗っていた金髪ボーイのことっチャブルなら隣の部屋でまだ眠ってるわよ。」

イワンコフさんに連れられて、わたしは隣の部屋へお邪魔した。

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