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城に帰っても、思い出すのはあの王女ばかり。
俺、どうしちゃったんやろな。
目を瞑ると、紅い眼差しがパッと浮かんでくる。
トントンやグルッペンとは少し違う、透き通るような、透明感のある瞳。
でも、日に日に印象は薄れていって。
2年も経つ頃には、俺はすっかり忘れた。
そこにリンネがきた。
なんかわからん魅力を持っていて、幹部たちを惹きつけた。
俺も、例外ではなかった。
…でも。
"違う"んだ。
リンネを見るたびに、あの王女のことを思い出し、リンネと比べるようになった。
最低やって分かってる。
でもな。
暗殺対象のAと、ある日ふっとやってきたリンネ。
Aの真っ白な髪と、リンネの茶色がかった髪。
どこをとっても、俺はAの方を好きだと思ってしまった。
そんなモヤモヤをよそに、グルッペンが戦争を始めた。
相手は弱い。
どうせ数日も持たないだろう。
だけど
俺は
また
みつけて
しまった。
フード被って走ってたから、最初は分からんかった。
でも、背中にナイフを刺した感触。
直後に気を失う少女。
隣で倒れていた少年と、その少女を抱えて城に運び込むとき。
たまたま少女のフードが取れて、俺は見てしまった。
そこには
ころ したはずのお姫様とおんなじ顔があった。
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すなめり - なんか順位上がってるううう！バグなの！？バグなのね！？！？ (2020年8月2日 13時) (
レス) id: 68a2ceb379 (このIDを非表示/違反報告)
すなめり - ありがとうございます！ (2020年8月2日 12時) (レス) id: 68a2ceb379 (このIDを非表示/違反報告)
ホタル - 面白いです (2020年8月2日 12時) (レス) id: 2cc9d25e96 (このIDを非表示/違反報告)
すなめり - お気に入り増えてる！！嬉しいドゥエス。 (2020年8月2日 7時) (レス) id: 48ca26947e (このIDを非表示/違反報告)
すなめり - 続編でたゼーーー！！ (2020年8月2日 6時) (レス) id: 48ca26947e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すなめり | 作成日時：2020年7月24日 11時
