被験体少女はしにたいようで。【wrwrd】 (ページ7)

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○ ページ7

……大丈夫なのだろうか。

？「……なんや、お前、ええ奴やん。」

起き上がった金髪ユニフォームがボソッと言う。

ええ奴もなにも…私、貴方様に何かしましたっけ？

頭がはてな？でいっぱいの私に、ユニフォームは驚いたようだった。

？「お前、自分がしでかしたこと覚えとらんの？」

『……はい、申し訳ながら………』

？「お前の弟…しんだんやで？しかも戦争中に。」

？

そりゃそうだ。

あの女が敵兵と思い込んで、ころしたのだから。

『……はい。ですが、それが何か…？』

和服の「天」の布をかけた人があっけにとられる。

？「……自分、それがどれだけむごいことか分かっとらんの？」

？？？

ええっと……

『…は、い。すみまs』

？「謝らんでいいねん！！なんでころしたのかって訊いてんねや、俺は！！」

は？

ころした？

私が？

what？

？「……まて、シッマ。」

！

あの時のパーカー…

確か、ゾム様？

あ、一応幹部らしいし、様呼び。

zm「…俺は、そいつがころした所、見てないで。」

え！？

ころした前提なんすか！？！？

すると、シッマと呼ばれた人が反応する。

？「でも、リンネが言ってたで。こいつがやったって。」

リンネ……？

あ。

チッ、あの女か。

とんだ悪女だぜ。

zm「俺は、こいつもあいつも信用せーへんよ。」

お、同士やんけ、俺ら。←

？「……お前ら、ええ加減にしとき。グルさんが来んで。」

眼鏡に、真っ赤な目…。

うわ、クマすご。

よく寝て下さい。

ってか、

『ち、ちょっと待って下さい！！なんでですか、私はころしてません！」

割り込むと、クマの人に睨まれる。

いや、見られただけだった。

寝不足すぎて目つき悪なってまっせ。←

？「…じゃあ、誰がやったっていうん？」

すると、ゾム様がイラッとしたように叫んだ。

zm「まさかリンネや言うんちゃうやろな。」

………お察しの通り。

私の表情から、なにが言いたいかわかったらしい。

zm「……チッ。」

ちょいと、舌打ちしました？

舌打ちはダメですよ？←←

その時。

立ち上がったはずみで、ゾム様のフードがとれる。

私は驚いた。

ゾム様の首元には。

「0」の

数字…

『なんで……』

だって。

だって、この番号を持っているのは

『……被験体、だけ。』

なのに。