最低な先輩と私…

9〜剛典side〜 ページ9

あー、ほんとまじだりぃ。


校長の話長すぎ。


臣「え、ちょ、大丈夫？」


急に臣の焦った声が聞こえて振り返ると


あいつが倒れていた。


岩「ちょ、どけ！」


俺はそこらへんのやつらを押しのけて臣の近くまで行った。


臣「あ、岩ちゃん…」


岩「おい、A！聞こえるか？」


返事がないAを抱きかかえる。


臣「え、岩ちゃん？」


岩「俺が保健室連れてく。」


そう言って俺はAを連れて保健室に急いだ。


岩「はぁ、なんでこんな時に先生いねぇんだよ。」


先生がいない保健室のベッドにAを寝かせる。


ベッドの横に椅子を置いてじっと様子を見る。


岩「なんで最近避けるんだよ…」


まぁ当たり前か。


あんなことしたし…


岩「お前といるといらいらしかしねぇんだけど…ほんとこんな女初めて。むかつく。」


隣ですやすや寝ているAの横で気づけば俺も寝ていた。

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