最低な先輩と私…

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嘘…


次の日の朝、改めて昨日の夜のことを思い出した。


岩「ん、あぁ。頭いてぇ。」


隣で寝ていた岩田先輩が起き上がる。


岩「は？何これ。あー、わりぃ。またやっちゃったか。」


「はい？」


岩「昨日のこと全く覚えてねぇけど…酔っ払うとすぐ誰かと寝ちゃうんだよな。」


さい、てい…


「…帰ります、さよなら。」


私は急いで服を着て溢れそうになった涙をこらえながら家に帰った。


ファーストキスもはじめても岩田先輩に奪われた。


しかも今回に至っては覚えてない。


最悪。


今までも何人もこうやって抱いてきたんだ。


しばらく私は立ち直れなかった。


学校を休んで3日目


風邪ひいたと伝えていたが、さすがに怪しいと思った凛が私の家を訪ねてきた。


凛「は、なにそれ。最低。」


「ごめんね、心配かけちゃって。」


凛「いいの。それより学校おいで！岩田先輩には会わないように私も気つけるから！」


「ありがと。明日から行くよ。」


凛「じゃあ、ごめんね、帰る。行かなきゃいけないとこあって。」


「ううん、来てくれてありがと！」

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