あなたの�� ページ21
「俺は恋愛脳は非合理的だとずっとそうしてきた男だ。だから彼女なんて必要と思わない。と、思ってたんだがなぁー、入学式の放課後、お前を見た時俺の中で変わった。恋愛脳は俺でもなるんだなって。それに…」
千空はAの首元の後ろに手を回し引き寄せ、触れるだけのキスをした。
「まだ早いと思ったんだがお前の気持ち聞いたらしたくなった。ダメだったか」
『ダメじゃないけど、その、、初めてだったからビックリした///』
その時昼休みが終わるチャイムが鳴り、2人共立った。千空が扉に行こうとしたがAが呼び止めた。
『あ、あの！』
「あ゛？」
『名前、私の名前、月雪Aっていうの』
「石神千空だ、放課後教室にいろよ」
そう言った千空の後を追うように屋上を出た。
授業中Aは先程の事を思い出していた。思い出すだけで耳まで赤くなるのがわかったが、髪が長かったお陰で誰にも気づかれることはなかった。
すべての授業が終わり教室で千空が来るのを待っているだけで心臓がうるさいぐらいドキドキしていた。
千空が姿を見せ、歩いて来ただけでまた耳まで真っ赤に染まっていた。
「お前大丈夫か？顔赤いぞ、さっきの…」
『だ、大丈夫だよ///行こう!!』
「お、おい、ちょっ」
Aは千空のを手を引っ張り教室を出ていった。昼休みの時聞けなかった話がしたいと二人は落ち着いて話ができる場所を探し、だったら学校から家が近い千空の家となった。
『お邪魔します』
家に着いた二人。Aは居間に通され千空はキッチンに向かい飲み物を準備していた。
用意した飲み物がテーブルに置かれ千空も座り話し始めた。
『あの、さっきはごめんね、手引っ張っちゃって』
「別に大したことはねえよ。で、何が聞きてえんだ」
『えっと、屋上で聞きたいことがあって探したって言ってたけど・・・』
「あ゛〜あれは俺とすれ違ってた理由が聞きたかったんだ。今日の屋上での流れでやっとわかった」
『えっと、今まで屋上に誰も来なかったのに今日居たのは？』
「お前の教室のやつに聞いたからだ。殆どのやつが屋上の方に指さした」
『そうなんだ。えっと血をくれたのって私が好きだったから？』
「そう思って構わねえよ」
『よかった』
「次は俺の質問に答えてもらう」
『うん』
「血は毎日必要か」
『ううん、新月の夜だけだよ。でも新月以外で血が欲しくなったのは初めて』
「今はどうなんだ」
『落ち着いてるよ。あんなに辛かったのが嘘みたい』
「いつも何時頃から欲しくなるんだ」
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のの - 面白かったです。 小説の方も観ましたがどちらもよかったと思ます。 (2022年4月29日 11時) (
レス) id: 39b5b02acb (このIDを非表示/違反報告)
ニャンコ先生(プロフ) - とろろ1565さん» 感想ありがとうございます。面白い、読みやすいと書かれていて嬉しく思います。これからも頑張っていきますので(^^) (2021年11月26日 9時) (レス) id: 6ed0ce6bee (このIDを非表示/違反報告)
とろろ1565(プロフ) - 面白くて一気見してしまいました…せんぐうう尊いいいいっところどころに空白があってとても読みやすかったです！ (2021年11月25日 18時) (レス) @page28 id: 6849bf532f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ニャンコ先生 | 作成日時：2021年9月23日 21時
