あなたの�� ページ18
※吸血鬼パロディ風です。短編より長くなりました。
『千空くん、、、もらっていい？』
「あぁ」
『いつもごめんね・・・』
「いつもの事だろ」
千空は制服のボタンを外し首元を見せ、Aは千空の首にそっと噛みついた。
Aは吸血鬼だ。新月の夜だけ他の誰でもなく千空だけ甘くて魅力的な血の香りがする。
千空と初めて話した時、逃げも怖がりもせず接してくれた時すでに恋に落ちていた。千空と出会って人間になれる方法も知った。もしかしたら千空となら・・・
そんな期待もありながら、あれは千空にとって重すぎる、考えもあった。
『(私は、千空くんと出会わなかったら人間になりたいって思わなかった。あの時・・・)』
➖高校入学式➖
今日から高校生になったA。吸血鬼と言っても勉強、食事、運動など人間とほぼ変わらない生活が出来る。ただ一つ違うのは新月の夜、この時だけ血を求める欲が出てくる。
"異性から強く甘い香りがしたら"
それが教えられた言葉で、今まで強く甘い香りがいなかった。だからまだ人間から血を欲しいと思った事は無かったため、新月の夜は代用で問題なかった。
入学式、体育館に入ると今までとは違う甘い香りがした。密閉空間では無かったためあまり強く香りはしなかったが今日は新月ではなため心の中では焦っていた。
クラスに戻った時甘い香りはしなかったため、Aは一安心した。
『(このクラスじゃないって事は他の同級生？先輩？先生？来賓の人？あれじゃ人が多すぎた。でも新月じゃないのにどうして？強い香りは新月関係なく欲しくなるの!?
・・・駄目だ、わかんない)』
放課後になり帰ろうと廊下に出た時、あの甘い香りがしてきた。急いで帰ろうとしたが左右どちらから匂いが来てるのかわからなくなり、考えてるうちに更に香りが強くなり、刺激が強すぎたためその場に座りこんでしまった。
『(ヤバッ)』
「おい、大丈夫か？」
その時、一人の男子生徒がAの肩に触り心配そうに声をかけられた。
『(この人から甘い匂いがする!!)ちょっと気持ち悪くてッ落ち着いてから、帰りますので、ハァッ大丈夫ッです』
「いや、大丈夫に見えねえわ、ここじゃ無理だ。大樹、こいつを保健室まで運べ」
「人助けだな、任せろ千空！！」
「俺はこいつの荷物運ぶから先に行け」
Aは大樹に背負われ、急いで保健室に運ばれた。
大樹「先生➖➖」
先生「！！元気はいい事ですがもう少し静かにしましょうね。どうしましたか？」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 52人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
のの - 面白かったです。 小説の方も観ましたがどちらもよかったと思ます。 (2022年4月29日 11時) (
レス) id: 39b5b02acb (このIDを非表示/違反報告)
ニャンコ先生(プロフ) - とろろ1565さん» 感想ありがとうございます。面白い、読みやすいと書かれていて嬉しく思います。これからも頑張っていきますので(^^) (2021年11月26日 9時) (レス) id: 6ed0ce6bee (このIDを非表示/違反報告)
とろろ1565(プロフ) - 面白くて一気見してしまいました…せんぐうう尊いいいいっところどころに空白があってとても読みやすかったです！ (2021年11月25日 18時) (レス) @page28 id: 6849bf532f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ニャンコ先生 | 作成日時：2021年9月23日 21時
