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そのまま一眠りして、起きた頃にはもう太陽が沈んでいた。
横を見ると剛典くんが携帯をいじっていた。
「あ、起きた?」
『起きてたんだ。』
「さっき起きた。」
んーと伸びをして起き上がる。
「お腹すいた〜。」
『何か作る?』
「健二郎さんのとこ行こ!報告したいし。」
『健二郎のこと好きだねえ。笑』
「健二郎さん、いい人だしめちゃめちゃ面白いし。」
『うるさいだけじゃん。』
「容赦ないなあ。笑」
健二郎のところとは言え、しっかりとメイクをして剛典くんと家を出た。
お店へ着くと土曜日なこともあって結構多い。
いつもはバイトくんと2人で回しているのに今日は健二郎1人。
「あ、A!いらっしゃい。」
『バイト君は?』
「風邪ひいてやすみ。」
「え、健二郎さん1人でやってるんですか?」
「そーや!」
『え、手伝うよ。』
「健二郎さんキッチンにいてください。俺たちで手伝うんで。」
「ごめんなあ。助かるわあ。」
お店の裏に回ってエプロンに着替えてフロアにでる。
剛典君に主にフロアの対応をしてもらって私は健二郎を手伝いながらたまにフロアに出た。
「なになに健ちゃん!こんなかっこいい子雇ったなんて知らないよ!?」
「手伝ってもらっとるだけですわ〜。今日だけなんで皆さんイケメン拝んで帰ってくださいね!笑」
その言葉に笑い声と剛典君を呼ぶ声が増えた。
0:00過ぎにやっと最後のお客さんも帰って落ち着いた。
お客さんもすごく多くて落ち着く暇なんて全然ないけど、アルバイトみたいですごく楽しかった。
「手伝わせてごめんなぁ。」
『楽しかったからいいよ。』
「岩ちゃんもありがとう。」
「全然!」
「お腹すいたやろ。なんか作るで。」
『んーん。大丈夫。健二郎も疲れたでしょ。帰ろ。』
「いや手伝ってもらったし。」
「大丈夫ですよ。健二郎さん。」
「なんかごめんなあ。」
『その代わり今度奢ってね。』
「もちろん。ありがとう。」
「ちゅーかふたりもしかして?」
「付き合う事になりました。」
「岩ちゃんよかったなあ〜!」
「はい!」
「A大切にしろよ。」
『え、私?』
「岩ちゃん泣かすなよ!」
『うるさい健二郎。』
「岩ちゃんAのことよろしくな。」
「もちろんです!」
そう言ってくれた剛典君にホッとした。
この日は剛典君に送ってもらい家へ帰って眠りについた。
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ユキ(プロフ) - 来週の火曜日歌コン三代目メンバー出ますよ何歌うかな楽しみですね(*⌒∇⌒*) (2018年10月31日 21時) (レス) id: 7bd6b3fcc4 (このIDを非表示/違反報告)
麻里子(プロフ) - ユキさん» 見たいなとは思っています!!! じぇいそーるの推しは岩田さんじゃなくて、実は健二郎くんなのでDTCみたいなと…! (2018年10月5日 9時) (レス) id: acbc7549e8 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - 麻里子さん返信ありがとー麻里子さんはパーフェクトワールド観ますか('_'?)私は6日ライブビューイングがあるので映画は6日土曜日観に行きますね\(・o・)/ (2018年10月5日 0時) (レス) id: 7bd6b3fcc4 (このIDを非表示/違反報告)
麻里子(プロフ) - さこさん» お返事遅くなりすみません…! 嬉しいお言葉ありがとうございます…。これからも更新頑張りますので、よかったら続けて読んでください!! (2018年9月30日 23時) (レス) id: acbc7549e8 (このIDを非表示/違反報告)
麻里子(プロフ) - ユキさん» お返事遅くなりすみません…! もっともっと、岩ちゃん犬には頑張っていただこうと思っていますのでたのしみにしていてください!!! (2018年9月30日 23時) (レス) id: acbc7549e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:麻里子 | 作成日時:2018年9月20日 23時