Essential (( 三代目 J Soul Brothers ))

Episode 10 ページ10

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―――――…
―――…
――…





｢ええええええっ！？在校生なんですか！？｣



ビックリ仰天。



なんとこのお二人、三学の先輩だそうで。



健二郎 ｢俺たち老けて見られてたんか〜(笑) 俺、山下健二郎言うねん。３年やで。よろしくなあ後輩ちゃん！｣



剛典 ｢俺は２年の岩田剛典ね！｣



剛典ってなんか聞いたことあるなあって

思ったけど、思い出せなくてスルー。



｢山下先輩に…岩田先輩…｣



健二郎 ｢なんか堅いなあ(笑) 健ちゃんで良いで！(笑)｣



｢いや、いいです｣



健二郎 ｢なんでや〜！健ちゃんショック…｣




泣き真似をする山下先輩が

本気でショックなのか

冗談でショックなのか

全然分からなかったため

華麗にスルー。





剛典 ｢あーもう、健ちゃんよしよし(笑) 後輩ちゃん、名前は？｣



｢上浦A、です。｣




剛典｢Aちゃんね〜、覚えとく！｣



｢あ、お願いします…(？)｣




……何分見たって、高校生には見えない二人。



岩田先輩は王子様オーラ出てるし

山下先輩も…カッコいいし大人っぽい (老けてるとは思ってません)




王子様オーラが出てる人は

特に苦手な私だけど

まあ同じ学年じゃないし接点ないだろうから

関係ないか。





剛典 ｢俺達のこと、なんか聞いた？今日｣


真顔で聞かれても。


今日初めましてなのに知るわけない。



｢いえ、何も…｣



健二郎 ｢なーんや、なんも言われてないんか〜…あ、今日在校生代表で挨拶した人、めっちゃかっこよかったやろ！？｣



在校生代表…………


思い出しただけで

ため息をつきたくなった。



｢確かに顔はかっこよかったですけど………苦手ですし好きじゃないです｣



ハッキリ同級生がいる前で言って

良かったものかと少し不安になったけど

まあ事実だからいいか精神。




剛典｢…苦手なの？｣




｢むしろ嫌いな部類です。ああいうタイプ。登坂先輩の他にも６人そういう人いるらしいですけど…｣




私が真面目な顔で発言していると

岩田先輩も山下先輩も

お互い顔を見合わせて笑っていた。




｢何か私面白い事言いました…？｣






剛典 ｢ははっ、いや、なんでもないよ(笑)｣



健二郎 ｢Aちゃんおもろいわ！気に入った！(笑)｣



｢はい…？｣



それから何故か駄菓子屋で


袋いっぱいに色々なお菓子をつめたものを


岩田先輩と山下先輩から


１つずつ、おごりで貰った。

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