Essential (( 三代目 J Soul Brothers ))

Episode 30 ページ31

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３年の棟…３年の棟…


まだ入学したばかりの私には難しいこの広い校舎。



｢どこ……｣



気付けばもう授業が始まる時間帯。

廊下に出てる人は少ない。





地図的なやつ壁に貼ってくれれば良いのに…




散々迷っていると

おーーーーーい！！とでかい声が聞こえた。





この声は聞き覚えがある。


鞄を持ったまま駆け寄ってきたのはELLYくん。


見た感じ来たばかりか。



ELLY ｢何してんの？２年の棟で…人探し？｣



ここ２年の棟だったんだ。



｢３年の棟探してて…｣



ELLY ｢３年！？まさか臣さんに喧嘩売りに｣

｢行きませんよ｣




はあ〜なんだ、びっくりした〜っと

笑顔になるELLYくん。



｢誰か分からないですけど、女の先輩に３年の棟来いって呼ばれたので…｣




ELLY ｢３年の棟は、ここ上に上がって、渡り廊下渡った先だけど…もう授業始まるよ？｣




｢分かりました！！ELLYくんも授業始まっちゃいますよ！ありがとうございました！｣



そう言って私は去ろうとすると

ELLYくんから


｢バイバ〜イ！俺授業出ないけどね〜♪｣




と聞こえたけど、スルーします。




それにしてももう授業始まるし

やっぱり教室戻ろうかな…



渡り廊下まで来てそう思った私が

踵を返そうとした時


誰かに髪の毛を掴まれ後ろに引きずられた。

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