Essential (( 三代目 J Soul Brothers ))

Episode 29 ページ30

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まだ早いこの時間帯。


私の教室には昨日と同じく

片寄くんと他にちらほら数人。




涼太 ｢あ、おはよう｣




結局昨日の席替えで私はまた片寄くんの近くに。

教室入って手前から二列目の一番後ろの席。


片寄くんはその隣の角。



｢おはよ！｣


涼太 ｢剛典先輩と付き合ってるの？｣


｢はぇ？｣



片寄くんからの唐突な質問に驚いて変な声が出た。



涼太 ｢いや、昨日も今日も朝一緒に来てたから｣


｢…片寄くんも電車なの？｣


涼太 ｢自転車で来るときちょーど見てさ｣




片寄くんは自転車通学か…


……じゃなくて、


｢付き合ってもないし、仲良くもないから勘違いしないで(笑)｣


片寄 ｢違うんだ｣



こうやって皆にも勘違いされてるのかと思うと

たまったもんじゃない。


次第にクラスメイトが来だすと

何故か私の方をみてざわざわしていた。



｢ねえねえ、私なんかついてる？｣


片寄くんに聞いてみたけど

ううん、と首を横に振るだけ。



なんだろう、そう思っていると

一人の女の子が私の席の前まで恐る恐るやって来た。



『なんか……３年の先輩が、３年の棟に来てって…』


｢…私が？先輩って？｣


『そう、上浦さん…なんか女の先輩が…』




女の先輩？私知り合いいないんだけどな…

ていうかなんで私が３年の棟に赴かなきゃ行けないの。



私はその女の子に、分かったと言って

お礼を言ってから３年の棟に向かった。

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