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カランっ…
30分程前に出されたグラスには、最初に注いだ烏龍茶が量を変えず置かれている。
氷が溶けて 結露したグロスは水滴がついて、底にも水溜まりが出来ていた。
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うぅ、気まずい…
あの後 道路に停められたタクシーに乗り込み、剛典が行き先を伝え連れてこられたのがココ。
【小料理屋 はな】
"メンバーの皆ともよく来るんだ"
確かに店に入ると、顔馴染みなのか店主らしきおじさんとおばさんが "いらっしゃい" と、笑顔で出迎えてくれた。
カウンター席を横切り、奥へと進むと右手に2つ 左手に1つ扉があった。
"こっちが個室で、こっちが大部屋。メンバーと来るときは人数によって使い分けさせてもらってる"
外からでは分からないけれど 奥に広いお店だった。
そう説明しながら、剛典は右手の個室に入っていった。
中は圧迫感を感じない 程よい広さのお座敷だった。
互いが向き合うように座ると 剛典はまず飲み物を適当に頼み…
黙り込んだ。
途中、給仕の人が飲み物やおしぼりを運んでくれたが 私達のただならぬ空気を察したのか足早にその場を後にした。
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『…元気、だった？』
30分近く、なかなか口を開けなかった剛典がよくやく言葉を発した。
「え、あっ うん…元気だったよ？」
『そっか…よかった。
まさか、あの会社で働いてるとは思わなかった』
「…うん、いくつかエントリーした中のひとつなんだけど 大学の教授も勧めてくれて…」
『もう(人1)が働いてるんだもんな 、時が経つのは早くなぁ』
そうかな…？
わたしは剛典と別れてからの時間、すごく長く感じたよ_____
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ネコ - 最初から読ませていただきました。面白いです。更新頑張ってください。楽しみにしてます。 (2019年7月28日 18時) (携帯から) (
レス) id: 74ccaa5d41 (このIDを非表示/違反報告)
千華 - とても切なく、優しい物語ですね。読んでいて心苦しく？いや切なく？なる部分もありました。最近更新されていないみたいですが続きが読みたいです！ (2018年12月19日 17時) (レス) id: d237795125 (このIDを非表示/違反報告)
ちむー(プロフ) - yumiさん» 本当に久しぶりの更新になってしまいました（汗）待っていて下さりありがとうございます（*＾-＾*）以前、完結させると宣言しておりますので必ず書き上げます！これからも宜しくお願いします♪ (2015年9月23日 1時) (レス) id: 8183893ef2 (このIDを非表示/違反報告)
yumi(プロフ) - 久しぶりの更新！ありがとうございます!!これからも、頑張って下さい(*￣∇￣)ノ応援してます！ (2015年9月22日 22時) (レス) id: d7bd652ef7 (このIDを非表示/違反報告)
ナンマ - とても面白いです！いつまでも更新待ってます♪ (2015年7月13日 18時) (レス) id: 8fcf3ac043 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちむー | 作成日時：2015年3月25日 9時
