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あれから泣きながら電話で
登坂くんに全部のことを話したら
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広臣『 じゃあ今から家向かうわ 』
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とだけ言って
また一方的に電話を切った登坂くん。
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登坂くんと出会ってからかな。
自分で自分のことが全然
理解出来なくなっちゃってる。
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＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ピンポーン
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A「 … 登坂くんっ …… 」
広臣「 話、ちゃんと聞きたいから
家 上がってもいいよな？ 」
A「 いいですよ、どうぞ … 」
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登坂くんはいつもみたいな笑顔はなくて
ただひたすら真剣な目であたしを見た。
そんな登坂くんの瞳に
吸い込まれそうになる。
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広臣「 がんちゃん 帰ってこねぇの？ 」
A「 あたしが落ち着いたら
帰ってくる、って言ってました。
結局 あたしが決めて行動しないと
どうにもならないんですよね … 」
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そう。
剛典が悪い訳じゃなくって
何も決められないあたしが悪い。
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広臣「 Aちゃんはさ、何に悩んでんの？ 」
A「 え … ？ 」
広臣「 何も悩んでなかったらさ
がんちゃんが出て行って泣いた時に
すぐにがんちゃんに連絡するはずだろ？
なのに 俺に連絡してきたってことは
気持ちはがんちゃんには
もうすでに向いてないんじゃねぇの？ 」
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真剣に言ってくる登坂くん。
こんな風に話す登坂くんを見るのは
初めてで 何故か体が緊張する。
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あたしが剛典に
すぐに連絡しなかった理由。
剛典が出て行くと言った時
引きとめず、納得した理由。
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A「 助けてほしいと思った時
頭に浮かんだのは剛典じゃなくて
登坂くん …… だったから 」
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聖也(プロフ) - うわ、うわぁ〜〜〜！！！分かってたけど、分かってたけど誰かと幸せになって欲しかったよ（泣）ハッピーエンドがほとんどの夢小説の中、こういう終わり方は珍しいですね。だからこそクセになる・・・。これは間違いなく名作です。(いつか幸せにしてあげて下さい（泣） (2016年7月20日 14時) (
レス) id: 34ecd099f6 (このIDを非表示/違反報告)
みお(プロフ) - すごくドキドキしながら読ませていただきました！楽しかったし面白かったです！(*^-^*)またたくさん書いてほしいです(*´ω｀*) (2015年12月20日 22時) (レス) id: 384066092b (このIDを非表示/違反報告)
くるおみ(プロフ) - 1日で読み終わりました！感動で大号泣です！！めっちゃいい！ハッピーエンドだけがすべてじゃないですね！ (2015年7月25日 19時) (レス) id: abc363b7e2 (このIDを非表示/違反報告)
*ひなボー* - ヤバイ！むちゃ感動！！(泣) (2015年4月12日 15時) (レス) id: ec3eff612f (このIDを非表示/違反報告)
アサト - 途中までですが、とてもすらすらと読みやすい小説です！ 29で、岩ちゃんと美紀さんが話しているときに、主人公ちゃんが出てるので少しおかしいなと思いました。私なんかが指摘するなんてすみません (2015年4月6日 22時) (レス) id: d51359cb4d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柊 衣
| 作成日時：2014年11月27日 3時
