# SWEET BOX × ３JSB

０２ ページ38

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『 たーだいま 』









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そんな時 聞こえて来たのは

あたしの大好きな、隆二の声。









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帰って来たら、隆二に飛び付いて

「 おめでとう！ 」 って

言ってあげようって、思っていたのに。









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「 うﾞ〜 … りゅーじぃ 、 」


『 あー、また泣いてる (笑) 』









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言葉より、先に出てきた涙が

あたしの邪魔をする。









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『 よしよし、おいで 』









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ふにゃん、と笑った

彼に優しく腕を引かれて。






隆二の胸に収まる、自身の身体。









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『 それ、なんの涙でしょう (笑) 』


「 分かん、ない … っ 」


『 ははっ、Aらしいね 』









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そう言って

そっ、と頭を撫でてくれる。









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「 ・・・ 隆二 、 」


『 うん？ 』


「 ごめんね … 」









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本当だったら。





あたしが、隆二を抱き締めて



” お疲れ様 ” って

隆二の頭を、優しく撫でて。









そう、してあげたかったのに。









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「 あたし、弱くて … 」


『 俺もだよ 』









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そう言った隆二が、言葉を続ける。









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『 俺も、すっげぇ弱いよ。


情けなくもなるし、逃げたいって

思ってしまう時も沢山ある。




けど、俺 Aのおかげで

強くなれた … って思ってるんだ 』









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・・・ あたしの、おかげ？





あたし、隆二に

何もしてあげれなかったのに。









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『 Aと出会えたから

頑張る理由が見つかったんだ 』









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あたしの目を

ただ、真っ直ぐ見る隆二。









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願わくば、この先ずっと

そんな隆二の側に居たくて。








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『 ＿＿＿ ありがとう 、 』









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沢山の 「 ありがとう 」 を。









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「 ・・・ こちらこそ！ 」









Fin









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( ☆ )





レコ大２連覇！！！







嬉しさもあったけど

彼らの表情を見た時

少しだけ、複雑な気持ちになって。






去年とは、また少し

違う感情でテレビを観てました。







夢を叶えてく三代目が

大好きやし、ずっと憧れです。



本当におめでとう。





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