# SWEET BOX × ３JSB

０２ ページ36

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〈 広臣side 〉



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「 ね、おみくん 」



『 なに 』



「 あそぼー 」



『 無理 』



「 ケチ 」









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テレビを観てると

俺の膝に座る、彼女のA。









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いつも、ストレートに

気持ちを伝えてくるAが

可愛くて … もう、仕方ないわけ。









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『 テレビ観えない 』


「 観なくていい 」


『 降りて 』


「 やだー 」









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こうやって冷たくした方が

もっと、俺のコトを求めてくれる。









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「 もー、いいもんね 」


『 はいはい 』


「 おみくんのばーか 」









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本心じゃねぇくせに(笑)








ほっぺ膨らんでんぞ。




プスッ、と手で潰してやれば

嬉しそうに笑うAの姿。









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『 んんっ 、 』


「 へへ、ちゅうしちゃった(笑) 」









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すっかり油断してた俺に

降ってきたのは、Aのキス。









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・・・ いや、違うな。





キスって言うよりも

まさに、ちゅう … って感じの。









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ちゅっ、とリップ音を鳴らし

一瞬で離れる、互いの唇。









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肝心の確信犯は

顔を赤らめて、上目遣い。









なにコイツ … 誘ってんの？





生意気かよ。


・・・でも、可愛すぎてムカつく。









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『 それで満足？ 』


「 え？ 」


『 もっと、したくねぇの？ 』









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全部 分かってる。





Aが想ってる事も

全部 全部 … お見通しだから。









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『 おねだりしてみ？ 』


「 ん〜 … /// 」


『 ほら、早く 』









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もっと、俺を欲しがれよ。






俺だって、焦るくらい

Aの事が欲しくて堪らない。









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「 ・・・ ちゅう、してください /// 」









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愛おしい彼女が放つ言葉に

ドキッ、としたのは … 俺の方。









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『 ん、いい子 』


「 ふふっ、おみくん … すき /// 」









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Aが思ってる何倍も

＿＿＿ 俺は、お前が好きなんだ。









Fin









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