# SWEET BOX × ３JSB

０２ ページ34

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〈 健二郎side 〉



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仕事が思いの外 長引き

俺は急いで、Aの待つ家へ。









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リビングのドアを開ければ

そこには、涙を流すAの姿。









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・・・ 俺は、何をしてんねや。






１年に１回しか来いひん大切な日に

大切な人を泣かせてるなんて。









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居ても立っても居られなくて

Aを後ろから抱き締めた。









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「 なん、で … 居るの っ 、 」


『 Aに会いたかったからや 』









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そう言うと、向きを変えて

俺の胸に顔を埋めるA。









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「 うﾞ〜 … っ 」


『 よしよし、ごめんな 』









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普段 見ないAの涙は

彼女の積もった我慢を表してた。









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『 プレゼント、何がええ？ 』


「 何でも … いいの？ 」









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何でもいいで。




俺に出来る事やったら

何でもいいし、何でも買ったる。









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「 ＿＿＿ けんちゃん 、 」


『 うん？ 』




「 ・・・ 健ちゃんが、欲しい 」









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そんな魅力的な言葉に惹かれて

翻弄されてくのは、俺の方。









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それ … 誘ってるってコト？





きっと、Aの事やから

そんなに深く考えてへんはず。









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でも、俺 聞いてもうたもん。






今更 「 我慢 」 とか

そんなん … 出来るわけないやん。









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『 A 』


「 ん … ？ 」




『 俺の全部、お前にあげる 』









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何か言い返そうとした

Aの唇を、キスで塞いで。









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「 んん、はっ … 健、ちゃん /// 」


『 好きや 、 』









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＿＿＿ 最高のクリスマスにしような。









Fin









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( ☆ )





Christmas Storyが

意外と苦戦しました ←






モニタリング、色々あったけど

最終 面白くて良かった (*'ω'*)








柊衣









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