# SWEET BOX × ３JSB

# KENJIRO ページ3

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〈 健二郎side 〉



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「 びぇー、寒いよぉ … 」









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外灯の光だけが

チラチラ、と光る冬の外。









つい最近まで夏やったのに。






外は、すっかり寒くなって

冷たい風が身体をすり抜けてゆく。









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『 こんな寒い日に限って

何でアイス買いに行くねん、アホ 』









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こんな寒い日には

家で まったり … やろ、普通。









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今日 珍しく撮影が巻いて

割と早く、家に帰る事が出来た。









家に帰れば、待ってんのは

可愛くてしゃーない彼女のA。









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(( イチャイチャしたろ ))





そんな事を考えながら

ニヤける口元を隠して

Aに抱き付いたって言うのに。









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「 ね、健ちゃん … /// 」


『 んー？ 』


「 ・・・ アイス買いに行こ？ 」









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さっきまで巻いてたマフラーを

何故か巻き直されて。









「 ね！ 早く行こ！ 」





そう言って

子供みたいに笑うAに

強制連行されて … 今に至る。









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「 ダメ、凍りそう 」


『 ほな、家 帰ろか 』


「 え！ やだ！ 」









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健ちゃんの意見、無視っすか。









俺的にはやで？





最近 撮影で、なかなか

家に帰れる機会が無い中

今日、上手い事 帰って来れた。









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そういう日こそ

家で、ほら … な？？？









” 大人の楽しみ ”

ってのもアリやと思いませんか。









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「 健ちゃん顔ニヤけてるよ 」


『 にっ、ニヤけてへんわ 』


「 嘘付き、キモ 」









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(( コイツ・・・ ))






言い返したい気持ちは

大人な心で、落ち着かせる。









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ま、俺の方が大人やし？





俺に食われる前に

今の内 存分に言うとけー。









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